インテルは少なくとも1年前からポルトMFフェルナンドの獲得を夢見ている。ワルテル・マッツァーリ監督の戦術において、中盤の完璧な宝石となり得る選手だ。マッツァーリ監督はチャンピオンズリーグ(CL)でフェルナンドを見て、彼を高く評価している。

アウジリオSDは先週、ポルトがホームでアトレティコ・マドリーに敗れたCLの一戦を直接チェックしている。公式にはよくある視察とされているが、実際にはフェルナンドをずっとターゲットにしているのだ。

フェルナンドの契約状況は以前から明らかで、今のところ彼に変更する考えもない。現在の契約は2014年までであり、欧州の複数クラブがアンテナを張るのは当然のことだろう。26歳のフェルナンドはチームを変えることに決めたのだ。直近ではエヴァートンの名前も挙がったが、インテルも依然として追っている。来夏の獲得、あるいは1月に動きを早める可能性も検討しているところだ。

取引は今年末のインテルの成績にもよるだろう。さらに順位を上げる可能性があるのなら、そのときにはトヒル氏が大株主になっている予定のインテルは動けるはずだ。そうでなければ、来シーズンに向けて獲得を考えるから、あるいは争えないほどの“戦艦”が介入した場合は、諦めることもあるかもしれない。

現時点でのフェルナンドの市場価値はどれほどだろうか? 700〜800万ユーロ(約9億2000万〜10億5000万円)前後だ。

また、インテルはポルトと特別な関係にあり、すでにDFロランドをレンタルで獲得。これまでにもフレディ・グアリンやアルバロ・ペレイラを獲得している。後者は完全に納得させておらず、1月に放出される可能性もある。その場合は、ジェノアDFシメ・ヴルサリコの獲得に再び動くかもしれない。ただ、それはまた別の話だ…。