伝説の少年野球チーム「紅葉」、45年ぶり頂点に/台湾

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(台北 8日 中央社)第10回南アジア少年野球大会は6日、シンガポールで準決勝と決勝が行われ、決勝では台湾のチーム「紅葉」(台東県)が日本の「臨空ルーキーズ」(宮城県)を3−0で破って優勝した。

大会は4日から「10歳以下」と「12歳以下」の2つの部に分かれて開催されたが、12歳以下の部で「紅葉」は最終日の6日に「臨空ルーキーズ」と昨年の王者「オール江戸川」(東京都)をそれぞれ下し、出場12チームの頂点に立った。

台湾原住民・ブヌン族の児童などで構成される「紅葉」は1968年、日本の関西選抜に圧勝、台湾に空前の野球ブームを巻き起こした。1999年には過疎化のため一旦解散に追い込まれたが、2007年に再結成、今年4月には台湾一に輝き、過去の栄光を取り戻した。

(編集:羅友辰)