なぜ、徹夜明けなのに眠れないのか?

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徹夜明けの仕事をしたあと、なぜか頭がさえて眠れないことがあります。ひと晩寝ておらず、疲れきっているので、すぐに眠れそうなのに。徹夜明けに眠れない原因は「体内時計」にあります。

体内時計が原因で徹夜明けでも眠れない

徹夜明けでも眠れない原因は「体内時計」にあります。眠気は、睡眠物質と体内時計の両方が働いて生み出されます。脳内の睡眠物質の量にかかわらず、体内時計は一定のリズムを刻んでいます。ですから、眠っていようが、徹夜をしていようが、朝になると、体内時計は、体に「朝」という信号を送るため、目覚めたときと同じ状態に入ってしまうのです。

ですから、やろうと思えばそのまま引き続いて仕事もできます。とは言っても、睡眠物質が減ったわけではありません。ちょっとしたきっかけがあれば、眠気はすぐにやってきます。眠りたいのに眠気が起きなくても、焦りは禁物です。

徹夜明けで眠るコツは「横になること」

体内時計は光に反応して、覚醒物質セロトニンを出します。ですから、眠るためには逆のことをしましょう。帰宅の際にはサングラスをかけるなど、なるべく光を見ないようにし、家に帰ったらカーテンを引いて部屋をできるだけ暗くします。そして、眠くなくてもとにかく横になるのです。

体内時計のリズムには、夜の眠気と午後の眠気という大きな2つの波がありますが、日中でも1〜2時間周期でごく小さい眠気がやってくるのです。横になっているうちに、この小さな眠気が来るのを待ちましょう。ふつうはあくびが出る程度であっても、睡眠物質が満タンの状態だったら、これがきっかけでスムーズに眠りに入れます。

徹夜明けでやってはいけないことは、眠れないからと起きてあれこれとやり始めることです。体内時計は「覚醒」のリズムを刻んでいるため、これに乗ってしまい、ますます寝つけなくなります。徹夜明けの時は注意しましょう。

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