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センスという言葉があります。 

微妙な味わいを悟っている感覚とも言うのでしょうか。 


この才能を時折感じる漫画家いますが、久々に現れたのが、この真造圭伍先生です。 

物語、間、絵柄からセンス良さが滲み出ています。 


日々の普通の生活を、ちょっと非現実的にして、読んだ人の心の琴線に触れる漫画を描くセンスが、真造圭伍先生の作品にはあります。 


絵は、以前の作品よりさらに伸びやかになり、肩の力が抜けたようなタッチで描かれ、この物語をより見応えのある作品へと仕上げています。 


この漫画のあらすじは、こうです。 


火山の「フンカ」で過疎の町から人気温泉街に変わってしまった町に住む、二人の高校生。 

何か達観してる風のかっこ良さげな「富山」と、彼女がほしい!といつも言ってるちょとおバカな「桜島」(名前が山に因んでいるのも良い)が、町の変化に、振り回されてしまう。という感じ。 


青春時代に欠かせない、友情、憧れ、恋という要素に、町さえも様変わりさせてしまった大きな変化「フンカ」を織り交ぜつつ物語は進みます。 


何かが不満で、何かにつけて理不尽さを感じる多感な時期。 

ただでさえ世の中に対して、自分の力が及ばない高校生に、こんな変化があった時、主人公二人は、何を感じ、何をするのか?何が出来るのか? 


「アナタは、高校時代に、どんな生活を送っていましたか?」 

放課後、友達とマックに、立ち寄りしょうもないことを話し、しょうもないことで笑ったあの頃。 

淡い恋、叶わない恋、憧れた夢、無理だと知った夢、現実と夢の間に、揺れ動き悩んだ日々。 


読んだあと、そんな今より小さい枠の中で、生きていた自分。恥ずかしくて忘れてしまいたいことや、なんだかキラキラしてたような気がするあの頃が沸々と浮かんできます。 

そんなことを思い出させてくれる良質な青春漫画が、この作品です。 


無償に、高校生時代の友人に連絡取りたくなるのも、 この漫画の効能でもあります。 

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電子書籍です。ただし、スマホでしか見れません。すみません。。
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