ペッパーランチが「券売機」を廃止。効率重視からサービス重視に転換

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ペッパーフードサービスは、人件費削減といった効率重視の経営方針を、価値追求・サービス重視に転換。その一環として、「ペッパーランチ」創業以来使用していた「券売機」を廃止し、レジ会計に変更することを発表した。切り替えは、10月1日の直営委託25店舗での実施を皮切りに、各店で順次行っていく。

同社では、今回の「券売機」廃止の理由について、顧客ニーズの多様化でメニューバリエーションが増加し「券売機」での対応が難しくなったことを上げている。また、オーダー時・会計時の対応を従業員が行うことで顧客のリピート率を上げるこや、機械では難しい「高単価・高付加価値商品への安心感」を与えることなども目的としている。

なお、フードコート店では、「金銭管理の煩雑さ」、「人件費増」など考えられる課題に対して大きな問題は生じていない。さらに、オペレーションが大きく変わる路面店に関しては、商品への質問、ホスピタリティー、オーダーのタイミングといった会話機会が増え、集客増に結びついているという。

今後は、サービスの良し悪しが売り上げ・客数の増減へ大きく影響するため、従業員の教育強化を行っていくとのこと。