9月20日に、ドコモ・au・ソフトバンクから発売された新型iPhone5s/5c。
様々な新機能が搭載されているものの、キャリアによる差別化として注目されているのが「通信環境」です。

同じiPhoneでも、利用するキャリアによって「繋がりやすい・繋がりにくい」「通信が速い・遅い」といった違いが起きているのです。

そこで、速度計測に定評のあるITメディア「RBB TODAY」がまとめた日本全国の実測データが発表されているのでご紹介致します!

全国で「LTE」に繋がりやすいのは?今回の調査データでは、沖縄を除く全国7地域(北海道・東北・関東・中部・関西・九州・中四国)での実測データおよそ5万6千件を解析した結果となっています。

以下のグラフでは「LTE接続率」と言って、どのぐらいの比率でLTEに繋がるか?を表したものとなっています。

各キャリアのLTE接続率は、ドコモ「85.2%」、au「91.1%」、ソフトバンク「83.0%」。
3キャリアのうち、auだけ9割超えという結果です。
繋がりやすいかどうか…?に関しては、今回の新型iPhoneが800MHz帯を使えるようになったことで基地局の多いauが優勢になっていると思われます。
(各地域別のデータはこちら

8Mbps以上の高速通信ができるのは?LTE通信による最大のメリットは、何と言っても「通信が速い」ということでしょう。
最近は、YouTubeによる動画試聴や、Instagram/Vineなどによる動画投稿などが人気のため、通信速度が速ければ非常に快適に利用することができます。

全国の各キャリアによる通信速度をまとめたのが、以下のグラフとなります。

一般的に高速となる16Mbps以上の速度が出ている割合は、ドコモ「38.4%」、au「59.5%」、ソフトバンク「48.9%」で、auが一歩リードしているカタチになっています。
また、8Mbps以上の割合を見ても、ドコモ「68.3%」、au「89.3%」、ソフトバンク「77.5%」となり、auが共に高い数値を出す結果となっています。

まとめ通信速度に関しては、全国平均値でもauが21.1Mbpsの速度が出ています。
各地域のデータから、トップを獲得しているキャリアを表にしてみると…、

このようになり、今回の計測データからはauの優勢が顕著に現れるカタチとなりました。

今後、ドコモ・ソフトバンクが通信インフラを急ピッチで進めていくようなので、2014年以降の結果にも注目していきたいと思います。

参考:RBB TODAY計測データ