祝! 2020年、東京五輪!! この決定の翌日、9月9日の日経平均は、ご祝儀もあって344円高。この勢いに乗って、1万5000円、1万6000円の2つの壁を超えてほしいっ。興奮さめやらぬ相場で「金メダル」を狙える銘柄をズバリご用意!


せんべいで有名な亀田製菓は、TPP(環太平洋経済連携協定)加入が買い材料になるとして注目されている。米菓製品の輸入関税が撤廃されれば、海外生産して日本に逆輸入することで粗利率が大幅に改善するからだ。

お菓子の関税率はチョコレートが10%、和菓子など「その他菓子」が25%だが、せんべいやあられなどの米菓は35%。しかし、関税が撤廃されれば、工場を日本から加工用米の大産地である東南アジアへ移転し、製品を日本に逆輸入して売るビジネスモデルが威力を発揮することになる。

亀田製菓はベトナムに現地資本と共同出資して新会社を設立し、8月に工場が稼働したばかりだ。製品は現地で販売する方針だが、関税撤廃となれば、中国の青島工場とともに、日本向け商品に生産品目を切り替えられるだろう。亀田製菓株はこれまで取引が薄く、機関投資家の保有も少ない分、買いが入る余地は大きいといえるだろう。



株業界の番猫・みけこさんの兜町キャッツアイ
第65話 大幅黒字の使い道

暑い日もあるけど、だいぶ過ごしやすくなったにゃあ。去年の今ごろは日経平均が9000円前後だったから、兜町も明るくなったみたいだにゃ。

証券業界は浮き沈みが激しくて、業績は猫の目のように素早く変わることで有名なんだにゃ。

何年か赤字が続いても、株価が回復すれば一気に黒字。しかも、リストラで人件費率がすごく下がった後なので、4月からはほとんどの証券会社が大幅黒字だったの。

お金の使い道はどうかにゃ?と思ったら、これまた証券会社らしい(?)、みごとな使いっぷり。社員のボーナスを増やしてもまだ余るので、某証券会社は幹部研修を米国に変更したんだって。本当は熱海に行く予定だったけど、4月からの黒字幅が大きかったから、「税金として払うのはもったいし、必要経費で落とせる大研修旅行にしたよ」とかなんとか……。

別の証券会社も研修やら会議後の豪華弁当やら得意先の接待やら、形になって残らないやり方で大盤振る舞いしたみたい。そんなにお金があるなら、招き猫として雇ってくれないかにゃ?

兜町を離れてしまった証券会社は多いけど、証券会社の人たちの威勢のよさが今も昔も変わらなくてうれしいにゃあ。


この記事は「WEBネットマネー2013年11月号」に掲載されたものです。