『飯野さんって、どうしてそんなに運がいいんですか?』

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東京五輪・パラリンピックの招致が決まり、「安倍晋三首相は運がいい」という声が聞かれる。6年前、健康問題を理由に退陣した時は「不運」といわれたが、今では「運も実力のうち」とほくそ笑んでいるのではないか。宝くじの当たり外ればかりではない、こうした運の良し悪しは一体どこからくるのか。幸運の女神を引き寄せる方法はないものか。J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも特集記事を公開中

「運がいい」を手に入れるキーワード

『飯野さんって、どうしてそんなに運がいいんですか?』

35歳で初めて就職。2度の離婚。シングルマザー。子育てと仕事の両立。多くの困難を乗り越え、広告業界で輝かしい業績を残し「ビッグママ」と慕われる――著者のプロフィールの一端である。退職後のいまもフリ―のPRプロデュサーとして活躍中だ。そんな半生を「ひと言でいえば、運がよかったから」と振り返る。ただし、「運のよさ」は、偶然によってもたらされたものではない。

サンマーク出版の『飯野さんって、どうしてそんなに運がいいんですか?』(著・飯野晴子、1470円)は、著者が心掛けてきた「運のよさ」を手にいれるためのコツを伝授しようというものだ。といっても、特別難しいことではない。いちばん大事にしたいキーワードは「つながり」だという。体験に基づいてやさしく解説する。

運を味方にハウステンボスを黒字転換

『運をつかむ技術 18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密』

「ベンチャーの三銃士」をご存じだろうか。ソフトバンクの孫正義、パソナの南部靖之、そして、エイチ・アイ・エスの澤田秀雄の3氏を指す。格安航空券で売り出したエイチ・アイ・エスに加え、澤田氏の名声をより高めたのは、赤字続きだった長崎県のテーマパーク、ハウステンボスをわずか1年で黒字転換した経営手腕だ。

小学館の『運をつかむ技術 18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密』(著・澤田秀雄、1470円)は、澤田氏本人による黒字化の秘密の開示である。誰もできなった難事業が運だけで達成できるはずがない。従業員の士気を高め、経費を2割削減し売り上げを2割増やすという緻密な経営戦略があったからこその成功だが、澤田氏は運を大切にする人でもある。運を味方につけて失敗を恐れず前に進んでいく経営を説く。

運の本質を科学的に考察

『「ツキ」の科学 運をコントロールする技術』

世の中には運の良い人と運の悪い人がいる。確かにその通りだ。では、どうして運の良い人と運の悪い人に分かれるのか。PHP研究所からの『「ツキ」の科学 運をコントロールする技術』(著・マックス・ギュンター、訳・夏目大、1785円)は、運の本質を科学的に考察し、幸運を手に入れるための法則を探ろうという1冊だ。あいつに宝くじが当たったのに、俺にはなぜ当たらないのか、といった不満に答えてくれるかも知れない。

著者は英国生まれの作家でジャーナリストにして投資家。13歳で株式マーケットに参入し、財をなしたという早熟の人物のようだ。20年以上にわたって運の良い人と悪い人にどんな特徴があるのか、1000人以上を対象にその人生を調べた結果、運の良い人に共通する5つの特徴が見つかったという。果して「幸運の女神」の正体は見えたのか。