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日立製作所は10月1日から、需要に応じた公共交通機関の柔軟な運行を支援するシステムの実証実験を、愛知県豊田市にて開始する。同市が実施する「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の一環。

日立製作所は2012年5月から同プロジェクトに参画。豊田市やトヨタ自動車、名鉄バスの協力を得て、路線バスを中心とした公共交通機関の運営・利用の最適化をはかる運行最適化支援システムの構築を進めてきた。今回の実証実験では、「バス運行管理システム」「バス運行計画シミュレータ」を導入するという。

「バス運行管理システム」は、名鉄バスが運行するバスに車載装置を設置して運行情報を取得するとともに、豊田市基幹バス(とよたおいでんバス)の運行情報とのデータ連携を実行。同市内を運行するバスの運行情報を随時取得し、バス事業者と利用者の双方にリアルタイムに提供する。「バス運行計画シミュレータ」は、バスの運行情報や利用者の移動需要情報から最適な運行ダイヤや便数をシミュレートし、バス事業者が運行計画を立てる際に活用するというシステム。利用者へのバス運行情報の提供や利用者の移動需要情報の入手は、トヨタ自動車が運用する都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」と連携して実施する。

今回、豊田市に試験導入する公共機関向け運行最適化支援システムは、10月15〜18日に東京ビッグサイトで開催される「ITS世界会議2013」において紹介される予定とのこと。なお、今回の実証実験には新エネルギー導入促進協議会から補助金が交付されており、2014年3月いっぱいで実験期間はいったん終了。日立製作所では、来年度も補助金が得られれば実験を継続したいとしている。

(佐々木康弘)