写真提供:マイナビニュース

写真拡大

共働きの家庭が増え、日本中多くの自治体で定員オーバーゆえ保育園や幼稚園に入園できない待機児童が報告されている昨今。日本では子供の世話をするのは母親の役目で、育児に積極的な父親のことを「イクメン」と呼んだりします。外国では父母のうちどちらが子供の世話をするのでしょうか。また、イクメンはありなのでしょうか? 日本に住む20人の外国人に聞いてみました。

■お母さんやおばあさんの女性家族メンバーです。イクメンはほとんどいません(ブラジル/30代後半/男性)

■お母さんやおばあちゃん。イクメンはありません(ペルー/40代前半/女性)

■母親、(イクメンは)ありだけど少ないです(シリア/30代前半/男性)

■まずはやはり母親です。母親が仕事をしている場合は、おばあちゃんかベビーシッターを雇う。イクメンはないと思います(フィリピン/40代前半/女性)

■母親です。イクメンがいても珍しいです(イラン/20代前半/女性)

基本的にはほぼ全員が「主に母親が育てる」と答えましたが、イクメンが少ないかほとんどいないと答えた人も多かったです。ただフィリピンのように、家族に世話ができる人がいなければベビーシッターを雇うことが一般的な選択肢のひとつである国も多く、日本とはかなり子育て環境が違うと言えるでしょう。

■大体両親に見てもらうか保育園に預ける、イクメンはありで大歓迎されると思う(韓国/30代後半/女性)

■自分の仕事があればおばあさんに面倒をみてもらいます。イクメンみたいな人はいませんが、父親側でも子育てをします(タイ/30代後半/女性)

■よく子供の面倒を見るのはおじいちゃんとおばあちゃんです。イクメンもいると思いますが、周りには存在しません(中国/20代後半/女性)

■おばあさんがします(トルコ/20代後半/男性)

子供の両親ではなく、祖父母が世話をするのが一般的な国もありました。タイの女性の回答を見ると、子供の世話をするのは母親側の祖父母のようですね。田舎に住む祖父母のもとに子供を預けて両親は都会で働く、といったケースも東南アジアでよく見られます。

■子供の親(父母)。はい、ありです(チュニジア/40代後半/男性)

■お母さん。でも男の人もけっこうしている(マリ/30代前半/男性)

■育児は基本的に女性の役割ですが、育児に積極的な男性もいます(ロシア/20代後半/女性)

■子供の面倒はほとんど母親が見るけれど、イクメンもいます(アメリカ/30代後半/男性)

■母親が多いが、イクメンも少なくはない(台湾/40代前半/男性)

ちょっと安心できる答えも。このあたり、日本の現状とちょっと近いのではないでしょうか。

■60%が母親、40%が父親という感じ。イクメンはありです(オランダ/30代前半/男性)

40%が父親、というのはかなり高い割合だと思います。

■いまだに女性が主に面倒を見ているケースが多いようです。育児を率先して行う男性は日本より多いと思いますが、日本のように「イクメン」などと特別扱いされることはないでしょう(ドイツ/30代後半/男性)

■母親と父親両方です。家事・育児を平等で行うのが当たり前。イクメンという言葉も必要ないです。共働きも当たり前です(スウェーデン/40代後半/女性)

「男女が平等であるべき」という考え方により、男性が育児に参加することも当たり前とみなしているケースです。ドイツは首相が女性ですし、スウェーデンでも女性の参政率が40%超と高く、男女間格差が少ないことで知られており、育児手当も大変手厚いものとなっています。

東西に関わらず、育児は主に母親の仕事であることが分かりました。「イクメン」という言葉も、父親が育児に積極的だなんてとても珍しいからこそ生まれたもの。いつの日かそんな言葉がいらなくなる日が、日本にもくるといいですね。

(岩佐史絵)