【図表1】過去1年の日経平均、週足チャート。カブドットコム証券の「ウルトラチャート」で表示

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東京五輪開催決定後にスルスルと上昇した日本株だが、今週に入って足踏み状態が続いており、今後も上値が重そうな状況が信用取引のデータから読みとれる。今回は信用取引のデータを保有銘柄チェックや銘柄探しに使う方法を解説しよう。

信用倍率は5〜6%で高止まりしている

 日経平均は9月に入ると上昇に転じ、投資家の懐具合は徐々に改善している。【図表1】は過去1年の日経平均、【図表2】は信用取引の評価損益率と信用倍率だ。

 信用取引の評価損益率は、信用取引で株を買い建てた人の損益率を表している。5月下旬の急落で損益率は急速に悪化し、−15%まで落ち込んだ【図表2】。ちなみに、−10%が信用取引の追証発生水準。現時点では少し改善し−6%程度となっている。

 信用倍率(信用取引の売り残に対する買い残の比率)を見ると、昨年は2倍程度だったが、今年前半のアベノミクス相場で上昇を続け、最近では5〜6倍で高止まりしている【図表2】。信用買い残が多ければ近い将来、返済による売り圧力となるため、株価は上がりにくい。

 たとえば、代表的な個別銘柄の信用倍率(9月20日時点)は、トヨタ自動車(7203)7.63倍、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)16.41倍、ソフトバンク(9984)4.92倍と高水準だ。

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