オシャレな空間を演出して人気のシェアハウスを満室運営中
不動産投資というと高額な資金が必要と思われるかもしれないが、実は物件を選べば融資を組むことができ、少額からでも始めることができる。不動産投資のハードルは低くなっているのだ。実際に年収500万円以下での成功者にも取材。成功者たちに、今すぐ始めて失敗しない秘訣を教えてもらった。


築70年の日本家屋を リノベーション

海辺に佇む一軒家で、縁もゆかりもない若者が共同生活を始める――シェアハウスが舞台の青春密着ショーで、フジテレビの人気番組『テラスハウス』だ。

シェアハウスは若い世代の男性・女性に人気となっており、まさに『テラスハウス』の世界を実際に運営しているのが、湘南・横浜エリアで多くのシェアハウスを手がけてるオモロー不動産代表の青山幸成さん。

「東日本大震災以降、人とのつながりを求めたり重要視する若者が増えたことも、シェアハウス人気の高まりの一因だと思います」

青山さんが最初に買ったのは横浜市南区、最寄り駅から徒歩4分、600m²の広大な敷地に建つ古民家だという。



「広い庭の中に建つ築年の日本家屋でした。高台に建っているため市街地を見渡せる景観のよさがあり、入居希望者は多く、常に満室になっていますね」

この日本家屋をシェアハウス用にリノベーションし、11室+SLDKの間取りに!古い物件なうえ、シェアハウスに造り替えるとなると、コストもかかりそうだが......。「2800万円で買って、元の間取りをできるだけ生かし、800万円でリノベーションをしました。もともと置いてあった絵画やアンティークの家具をリメイクしたり、欄間や月見窓など築年の日本家屋ならではの意匠を極力残したりして、個性的でオシャレな落ち着ける空間を演出し、入居希望者の心に響く部屋作りを心がけましたね」

若者に人気のエリアでサブリースで運営

青山さんはほかにも、江ノ島の一戸建て(6室+2SLDK)や茅ヶ崎の一戸建て(7LDK)など、合計4棟のシェアハウスを保有。いずれもシェアハウスを希望するような若者に人気のエリアだ。その家賃収入は月180万円!

「江ノ島と茅ヶ崎の物件は『サブリース』で運用しています。サブリースとは、自分で物件を借りて、元の間取りを生かしたリフォームなどをしてシェアハウスに変え、入居者に貸し出すというやり方です。江ノ島の賃料(支払い)は・5万円でしたので、(最低目標の)万円の収益が得られるよう賃料収入は・5万円に設定しました。茅ヶ崎の物件も同様に、万円の賃料(支払い)に対し、万円の賃料収入が入るように運営しています。これならローンを組んで買う必要もないので、融資が組めない人には、サブリースによるシェアハウス運営は検討の価値ありですよ」



青山さんが運営する「オモテロー不動産」はシェアハウス向けきの物件も多い。「少子化や核家族化の影響で、シェアハウスに向いた、間取りの大きい物件が安く出ることがあるんです」

人と人とのつながり重視のシェアハウス。新しい不動産投資の一つとして面白そう!


青山幸成

オシャレ&お得な物件を独自の視点で紹介する「オモロー不動産研究会」代表。著書に『20代、持ち家なし、貯金100万円でも月収以上を稼げる「オモロー式」不動産投資講座』
(プレジデント社)。 http://omoro-fudosan.jp/



知っておきたい不動産投資成功法則

信用金庫に融資を依頼。繰り上げ返済は絶対NG

投資用不動産を購入するためには数百万円から数千万円の資金が必要です。これからサラリーマン大家さんを目指す人の多くは銀行融資に頼ることにもなるでしょう。

青山さんはほかにも、江ノ島の一戸建て(6室+2SLDK)や茅ヶ崎の一戸建て(7LDK)など、合計4棟のシェアハウスを保有。いずれもシェアハウスを希望するような若者に人気のエリアだ。その家賃収入は月180万円!「江ノ島と茅ヶ崎の物件はでは、どこに融資を申し込めばいいのか。誰でも名前を知っているメガバンクなら気前よく貸してくれる?とんでもない!

メガバンクの主な融資先は大手企業とその社員、地方銀行は地元有力企業です。その点、信用金庫の融資先は中小企業や個人商店なので、属性のいい個人は優良投資先に分類されます。

だから融資を受けるなら、個人を対象にしている地元の信用金庫が一番なんです。

信用金庫にも融資の申し込みは多々ありますが、自己資金で購入した賃貸不動産が1つでもあれば頭ひとつ抜け出せます。とはいえ、付き合いのない支店に飛び込んでもいい顔はしてくれません。まずは取引を積み重ねて、先方に信用してもらうことが重要です。

そこでまず口座を開き、給与振込先に指定し、定期預金をして、店子からの家賃の振込先にする。公共料金の引き落としやクレジットカードの利用代金の支払口座に指定することも忘れずに。これまで取引していた銀行の口座から、すべての取引を移し、新しく開いた信用金庫の口座に取引を集中させるのです。

1年から2年、毎月コツコツと取引を続けていれば実績が積まれていきます。そうすれば、ある日突然、信用金庫の担当者のほうから融資話を持ちかけてくれることでしょう。そして、融資が実行されたら、相手の不利益になる繰り上げ返済は絶対しないこと。さらに、できることなら定期預金の範囲内でお金を借りるといった配慮もしましょう。少ない預金金利を受け取って、高い利息を払うことになるので目先では損をすることになりますが、銀行は利息で収益を得ているわけです。次の融資に備えてWinWinの関係を心がけるべきなのです。

藤山勇司
元祖リーマン大家



この記事は「WEBネットマネー2013年10月号」に掲載されたものです。