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名古屋は全国的に有名な喫茶店の激戦区だ。各店があの手この手で様々なサービスを繰り広げている。中には全国の聞いてびっくりの価格破壊的なサービスを実施している有名店も! 今回はその中から3店をチョイスして紹介しよう。

○コーヒー代で食べ放題に!

その店は、名古屋市の郊外、イチロー出身地の愛知県豊山町にある。喫茶「ほくぶ停」だ。ここは平日では午前7時から午後4時まで、日曜・祝日は午前7時から正午まで「モーニング・バイキング」が楽しめるのだ。

コーヒー(430円)などドリンク料金だけを支払えば、カウンターの上に並ぶパンやパンケーキ、デザート、スープなどが食べ放題。パンは卵トーストの他、バジルやくるみ、ココアなど5、6種類が常時そろい、頼めばパンケーキまで焼いてくれるというのだ! マジかい!? 制限時間は1時間だが、約30分でおなかいっぱいになる人が過半数だという。

「最初は午前中だけのサービスだったのですが、おやつなどに使ってほしいと思って時間を延ばしていったら、結局フルタイムになっちゃったんですよ」。そう大らかに笑うのはナイスガイのマスター太田九起(かずき)さん。この喫茶店は北部市場という市場に隣接していることから、平日は市場関係者が多く、週末はファミリーが主体だという。

マスターはハワイ好きで、店内はトロピカルな雰囲気が満点。ピーク時以外ならウクレレの無料演奏までしてくれるらしい。都心からは少し離れているので時間の流れもゆっくり。のんびり過ごしつつ、一日中モーニングを楽しめるのである。

○名古屋らしく、小倉のホットサンドも

実は一日中モーニングを提供している喫茶店は他にもある。名古屋の玄関口、名古屋駅から徒歩数分にある喫茶店「リヨン」がそれだ。平日は名駅エリアに勤めるサラリーマン、週末は観光ガイドブック片手の観光客が押し寄せる店となる。「名古屋のモーニングが有名になってから全国から人が来るようになったね。連休には行列ができちゃって大変だよ」と頭をかくのはオーナーの川合和行さん。

喫茶店リヨンも、以前は午前中のみモーニングを提供していたそうだが、「サービス精神だね。常連さんがモーニングタイムを過ぎて来店しても、思わずモーニングを出しちゃうからね。でもそれだと他のお客さんに不公平だし分かりにくい。もうそれならフルタイムでモーニングを出そうと思ったんです」と微笑む。

前述の「ほくぶ停」といい「リヨン」といい、お客様の要望に応えようとするサービス精神から、大胆な改革をしたということか。この喫茶店リヨンのモーニングサービスは6種類。コーヒー(400円)などドリンクをオーダーすれば無料でついてくる。中でも自慢は専用のプレスマシンを使ったホットサンド。「やっぱり名古屋名物ってことで小倉サンドが一番人気だねえ」とのこと。

●information

リヨン

名古屋市中村区名駅南1-24-21 三井ビル別館B1

○名古屋らしく、小倉のホットサンドも

最後に、モーニング以外の部分に目を向けて紹介しよう。春日井市にある喫茶店「T-time(ティータイム)」は、あることで全国的に名前が知れ渡っている。それは「店内にトランポリンがある」ということ。面白いのはこのトランポリン、なんと3面もあり、喫茶を利用しなくてもトランポリンだけの利用もOKなのである。ポーンポーンとうれしそうに飛んでいる人を眺めているのも、なんとも長閑(のどか)で癒やされる。

「雨の時は遊ぶ場所がありませんし、トランポリンがあればストレス発散にもなりますでしょ。実は私スキーが大好きなんですが、これだとスキーの練習にも使えるので、ちょっと店内に作ってみたんですよ」と真顔で、ぶっ飛び発言のオーナー古川明夫さん。

この「超」個性的な喫茶店の評判は瞬く間に全国へ広がり、噂を聞きつけて、はるばる大阪からやって来るお客さんまでいるらしい。家族のレクリエーションはもちろん、モーグルやフィギュアスケートの練習に使う人まで出てきたというから、個性派喫茶店の面目躍如だ。もちろん、この店名の「ティー」はトランポリンのTをかけていることは言うまでもない。

ちなみに、こちらの店でももちろんおいしいモーニングはいただける。しかも、ドリンクを頼めば「パン(黒糖パンorめんたいフランスパンorホットドッグ)+ゆで卵+サラダ+ヨークごっくん」という、何とも豪華なモーニングが付いてくるというのだからお得にものほどがある。ドリンクは、最安値のコーヒー、紅茶、オレンジジュース、コーラなどは380円。もっとも高くて480円程度とのこと。この値段なら毎朝通いたくなるだろう。

●information

T-time(ティータイム)

春日井市六軒屋町4-151

今回は3店舗だけを紹介したが、実はこんな個性豊かな喫茶店が多数ひしめくのが愛知・名古屋エリアの面白さだ。しかし、一番面白いのはそれを「当たり前」と思って活用している、名古屋っ子の性質かもしれないのだが。

(OFFICE-SANGA)