保険vs投資、老後の資金を増やすには?

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「預貯金」「保険」「投資」の「リスク」と「リターン」

老後の資金を増やすにはどうするのがよいのか?一般的には「預貯金」「保険」「投資」の選択肢が考えられます。現在の定期預金金利は、高くても0.4%程度とかなり低金利。1,000万円までは元金を保証してくれるため、「預貯金」は安心の「ローリスク・ローリターン」の方法ですが、「増やす」という観点では難しいといえるでしょう。となると、「保険」「投資」の選択肢が残ります。

保険の場合、定期預金より利率が高い商品が多く、選択によっては資産を増やせる可能性もあります。しかし、預貯金と違って保険会社が倒産したりすると、約束した金額は保証されません(責任準備金の90%まで) 。3つの中では「ミドルリスク・ミドルリターン」といえます。

投資の場合、元本が保証されないため資産が減る可能性があるかわりに、大きく増加することもありえます。「ハイリスク・ハイリターン」です。


保険vs投資。それぞれの特徴を比較

ここで、保険と投資の特徴を整理してみます。

【保険のポイント】

・インフレリスク(物価の上昇によりお金の価値が下がるリスク)には対応できないものが多い。

・「安定性の高いもの」から「リスクは高めでも利益を望めるもの(変額保険)」など、バリエーションが豊富。

・将来の収支を見通しやすい。

・税制優遇が大きい。

・途中解約することにより、払い込んだ金額を割り込む可能性がある。

【投資のポイント】

・比較的インフレリスクが小さい。

・本来は税制優遇が小さいが、来年から始まるNISAを利用することで非課税枠での投資が可能。

・止め時を自分で選択できる(ただし、時期により損をしている可能性もあるため注意は必要です)。


時間をかけて保険・投資をバランスよく組み込みことが理想的

保険と投資、それぞれの中でも選択する商品により「リスク」と「リターン」に大きな違いがあります。特にリスクについては、納得がいくまで担当者と話してください。言葉を濁すような担当者だとしたら、取引をしないのが賢明です(※リスクの説明義務があります)。また、投資を考えている人は、関連書籍・新聞であらかじめ勉強をすることをオススメします。

老後資金の場合、「損をしても働いて取り返す」ことができないかもしれません。自身の状況と照らし合わせて、利益を取るか、それとも安心を取るか、という観点で考えるとわかりやすいでしょう。そして本来は、時間をかけて保険・投資をバランスよく組み込みつつ、老後資産を構築するのが理想的な形です。「まだ早い」と思わず、若いうちから真剣に考えたいものです。


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