仲和成さん 1965年、福岡県生まれ。九州大学工学部卒業後、株式会社リクルート入社。1995年、INA生命保険株式会社(現・NKSJひまわり生命保険株式会社)入社。初代エグゼクティブライフカウンセラー認定。2003年ファイナンシャル・プランナーとして独立し、現在に至る。

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保険を見直すきっかけの多くが、保険料の支払いが苦しいこと。だからといって、むやみに解約しては、万一の時の保障まで失いかねない。必要な保障は確保しつつ、保険料の支払いを抑えるにはどうすればいいのか。FPブレーンコンサルティングの仲和成さんに教えてもらおう(仲さんインタビューの第6回です)。

●第1回 「保険料を下げて預金に回す」は大間違い!
●第2回 「保険料の安い掛け捨てでいい」は本当か?
●第3回 生命保険の理想型は終身保険をベースにした「5階建て」!
●第4回 終身死亡保険はこう選びなさい!
●第5回 医療保険は「終身タイプ」が基本だ!

今だけ苦しいなら保険で借金という方法も!

 「備える」ことも「貯める」ことができ、しかも預貯金よりも有利な貯蓄の手段でもある(積立て型保険の払込期間満了後の場合)生命保険。だからこそ、「保険料の支払いが苦しいからといって、むやみに解約することは避けるたいもの」と仲さんはアドバイスする。

 「もちろん無駄な保険を掛け続ける必要はありません。ですが、本当に必要な保障を解約するのは最終手段。それを選択するのは、極端な例ですが離婚をした場合などです。それ以外は、保険料を立て替える、保険で借金をする、保険金額を見直す、保険料の支払い期間を変更するなどの手段で対応することが可能です」

 上記の手段は、どんなもので、どんなときに使うのがいいのだろうか。

 「子どもの教育費などで今の時期だけ支払いが苦しいのなら、『自動振替貸し付け』(金利は契約時期と商品、保険会社ごとによって異なるが、最近の契約だと概ね3%前後)を利用することが考えられます。これは積立型の保険は、保険が簡単に失効しないようにするためのもので、解約返戻金の範囲内で生命保険会社が自動的に保険料を立て替え、契約を継続させる制度です。立て替えた保険料には所定の利息が付き、未返済のまま満期を迎えたり、被保険者が死亡した場合には、満期保険金や死亡保険金から元金と利息が差し引かれます。また、元金と利息が解約返戻金を上回ると保険の契約が失効するので注意が必要です」

 一時的にお金が必要な場合には、保険会社から借金をすることも可能だ。

「積立型の保険に加入している場合には、解約返戻金の一定(その時点の解約返戻金の8〜9割)範囲内でお金を借りられる『契約者貸付制度』(金利は契約時期と商品、保険会社ごとによって異なるが、最近の契約だと概ね3%前後)を利用することができます。保険料の支払いを終える前でも借りることができ、借りたお金には貸付金利(利息)がつくものの、保障額は変わりません。借金は返さなくても構いませんが、その場合には解約返戻金もしくは保険金から元金と利息が差し引かれます」

 急に現金が必要になったときなどには、検討の余地ありと言えるだろう。

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