アキバ発のアイドルグループ「でんぱ組.inc」が初主演を務める特撮ヒロインアクション『白魔女学園』が、9月21日(土)より、劇場公開・全世界動画配信される。

痛みを抱えた少女たちの物語を描く同作品は、6人のメンバー全員がオタクでもあり、それぞれ暗い過去を抱えつつ育ってきたメンバーの個性とも響きあうような作品。

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『パワーレンジャー』シリーズや『仮面ライダーフォーゼ』などの作品で知られる坂本浩一が監督、アニメ『けいおん!』シリーズや『ガールズ&パンツァー』などを手掛けた吉田玲子が脚本を担当し、「特撮×アニメ×アイドル」のコラボレーションによる新機軸のエンターテインメントに仕上がっている。

7月にはフランス・パリで行われた日本文化とエンターテインメントの祭典「ジャパンエキスポ2013」に参加、夏フェスにも初出演を果たして喝采を集めるなど、様々なフィールドで注目度を高め、勢いも増すばかりの彼女たち。8月には大阪、9月には東京・大阪での野音ワンマンも決定、10月2日(水)には先日配信がスタートしたニューシングル『W.W.D ?』もリリースされる。

『白魔女学園』について、そしてでんぱ組.incの今について、6人を直撃した。

――『白魔女学園』の話を聞いて、最初の印象はどうでした?

最上もが(以下、もが) もう、興奮でした!

成瀬瑛美(以下、えいたそ) 叫びましたね。

夢眠ねむ(以下、ねむ) 夢が叶ったりみたいな。

もが それぞれの大好きな要素が一杯あるんです。魔法とか、百合っぽいところとか。

――でんぱ組.incのメンバー6人それぞれに得意分野のカルチャーがあるわけですよね。なので、お一人ずつ、今回の企画のどういうところにグッときたかを教えてもらえればと思うんですけれど。

もが 一番グッときたのは、暗かったことですね。

やっぱり明るいだけの学園モノはできなかったんじゃないかって思うんで。でんぱ組.incらしい、ダークサイドの部分が脚本にも入ってたので、監督も事前にボクたちにヒアリングして、キャラクターもそれぞれを演じやすいように書いて下さっていて。

なので、個人的に心の傷みを負いながら、でもそこで挫けるんじゃなくって、「ここから頑張っていく」というところを描いてるっていうところですね。血も出るし、殺し合うので、衝撃的な感じはしちゃうんですけど、そこで出てくる感情の変化とか、だからこそ感じられる痛みとか、そういうところが好きだと思いました。

えいたそ 私はエンターテインメントとしての百合作品がすごく好きなんです。

なので、かなり楽しませていただきました。あとは脚本の吉田さん! すごく憧れの人だったんですよ。『マリア様がみてる』とか『けいおん!』とか、女の子たちの心の動きを絶妙にアレンジして脚本を書かれる方なんで。そんな方に書いていただけると思わなかったので、もう感動しました。

相沢梨紗(以下、りさ) 私も中二病的な、ブラックな部分が入っている作品がすごい好きなので、今回のテーマはストライクでしたね。

で、ヒアリングをしていただいた時も、それぞれかなり深いところまでお話させてもらって。そういうところが、本当に上手く、キャラクターのストーリー、気持ちの変化や立ち位置に組み込まれてて。

もちろんフィクションの設定だけれども、そのキャラクターになるべくしてなっているんです。でも、普段は人に言えないようなこととかがキャラに隠されてる部分だったりするので。私達は直接言えないけど、でも知ってほしいことってあるんです。そういうところでこの作品は沢山の人に観てもらえたらいいなって思ってます。

――夢眠ねむさんはどうですか?

ねむ 私も魔法少女モノとか、学園モノとか本当に好きで。あと、衣装が私の高まりポイントでしたね。オタク目線でグッと来る衣装が沢山あるんですよ。

私、中学も高校もずっと女子高で、お嬢様寄りの学校だったので、みんながバリッとお嬢様っぽい服を着てる中で、靴下とか髪形でバリエーションを出してるっていうのに超萌えるんですよ。

あと、今回、グッズとして制服が発売されるんです。作品を観るだけじゃなくて自分もその世界観に入りたいという、オタク的にとても嬉しいです!

りさ あと、白魔女になった時の衣装が本当にかっこいいんですよ!

ねむ 細かいところにこだわっていて、引き込まれる世界観がある。そういうのがあるから入り込めたのかなと思います。

藤咲彩音(以下、ピンキー) 私がグッときたところはアクションでした。小さい頃から仮面ライダーを観て研究したりとかして。

ねむ ピンキーが一番特撮オタクなんだよね。

――じゃあ特撮オタとしての思い入れも大きかった?

ピンキー ありました! でも、私は演技が初めてだったんでアクションが難しくて。もっと殺したり、刺されて死んだりとかしたかったんですけど。

全員 ははははは(笑)。

――じゃあ最後、古川未鈴さん、どうですか?

古川未鈴(以下、みりん) まず台本見た時に、すごい自分の好きなツボをついてくる表現がたくさん入っていて、「うわー!」って思いました。

でも、初めてとなる映画撮影はかなり大変でした。朝も早いし、晩まで撮影をしてて。

りさ 朝の4時に集合して5時、6時から撮影がスタートするような生活が毎日続いてて。

ピンキー でも、近くでみんなでお泊りしたりするのも、楽しかったんですよ。

りさ それに、共演の子もみんないい子で。

私、学校とかあんまり好きじゃなかったんで、そんなこと思ったことなかったんですけど、「みんなに会えるから行きたい!」みたいな気持ちになりました。

みりん スタッフさんたちと全員でご飯をちゃんと食べたり、そういうところでのスタッフさんの気配りもすごく大きかったんです。

――文化祭の準備をしてるみたいな?

ねむ そうですねえ!

みりん 文化祭やったことなかったから。さぼってたもん、嫌で。


――今回の脚本はでんぱ組.incの皆さんの話を元にしているということですけれども。演技はやりやすかったですか?

もが やりやすかったです。

監督も、でんぱ組incのメンバーらしさが残っててほしい、演技しやすいキャラクターを考えて下さっていたってお聞きしたので。

――逆にここはキャラクターでちょっと自分とは違うけれどもそれはそれでみたいな。ありました?

りさ 私はありました。

菊田梨紗は上級生の役なんですよ。なんですけど、私、普段はぽーっと抜けてるタイプなんで。ライブ中ステージから落ちたり、道で歩いてるだけなのにコケて怪我をしたりするタイプなんで、そこは真逆でした。運動神経も鈍いし、なかなかアクションシーンができなくて、悔しくて泣いてたら先生に「大丈夫! できてた!」って励まされたりとか。

ねむ 綿貫ねむって、ぽやーっとしてるキャラなんですよ。

走るのも遅いし、モタモタしてるんです。でも、私もモタモタはしてるんですけど性格的にはキツめだと自分では思っていて。でも、「人見知りをしてる時のねむはすごい似てるよ」って言われて。周りが見てる、バリア張ってる自分なんだなっていう。

みりん 私はあんまり変わんないですね。

私の中のダメな部分をバーッと出したみたいな感じの役になってて。ただ、唯一違うなと思ったのはけっこうちょいちょい意見を言うんですね。私あんまり意見言えない子なんで。そこは雪野さんすごいなとは思ってましたね。

――特撮のCGが入って完成した映像を観て、どうでした?

りさ すごかった!

えいたそ めちゃくちゃかっこよくて感動しました。

世界観に沿ったCGを入れてもらうのって、すごい憧れだったんです!

全員 分かる(笑)。

――で、『白魔女学園』の主題歌が「W.W.D.?」になっているわけですが。あの曲にまだ続きがあったという。

もが というよりは、新たに出てきた部分っていう方が正しいのかもしれないです。「W.W.D」は過去の自分たちを出した曲で。「W.W.D.?」の方は、すれ違いもあったり、環境の変化で悩んだりもして。でも、やっぱりこの6人だからこそこういう風になれたんだっていう曲になってるんですよ。だから、今の現在の話なんです。

――ほんと、ドキュメンタリーですよね。

えいたそ 「W.W.D ?」自体は完全なノンフィクションですね。私達のことを純粋に書いてます。

ピンキー でも『白魔女学園』も過去がキーワードになっていて。みんな、闇を抱えて集まってるんですよね。そこからみんなが殺しあうような話になっている。「W.W.D ?」も、私たちの過去をふまえて、今の悩みの話になってる。そういう曲がドラマの主題歌になってるっていうのは、すごいなあと思って。

――これはでんぱ組.incじゃないとできないことだと思います。

ピンキー そうですね。それに、自分をむき出しにするのは、けっこうしんどいですからね(笑)。

――そして、8月は大阪城野外音楽堂、9月には日比谷野外音楽堂の、東西野音ツアー「夏のパッション!」があります。 そこに向けての意気込みは?

ねむ どうですか、みんな?

ピンキー とりあえず、体力つけなきゃ。

えいたそ でも、きっと夏フェスで積んだ経験がいきるんじゃないかと思ってます。

りさ あとは、『白魔女学園』とか、いろんなコンテンツに参加させてもらったんで、それを集結して、でんぱ組.incの本体に取り込むライブにできたらいいなって思います。ここしばらくやってきたことの集大成みたいなものを、今こそ観てもらえたらなって思います。

みりん 前回のZepp Tokyoとか全国ツアーでは、わりとタブーなことをやったというか、普通のライブでは絶対にやらないようなことをやったんですよ。

ねむ 演出としてね。

みりん なので、私としては、次のライブでは絶対に明るいライブで感動してもらいたいって思うんです。ステージのクオリティと一体感で、正々堂々と感動してもらえるライブにしたいっていうのが一番ありますね。

――そういうライブになるんじゃないかと思うんで、期待してます。

全員 ありがとうございます!

このインタビューを収録したのは、8月上旬、ロック・イン・ジャパン・フェスやサマーソニックに出演する直前のこと。

取材後は初めての出演となる夏フェスに向けて不安な様子も見せていた彼女たちだが、結果はどちらも大盛況、ロックファンにも大きな評判を呼んだ。

9月からは、エンターテインメントショー「MARBLE WONDERLAND by ASIA 可愛 WAY」にてアジアツアーも決定。さらに拡大するでんぱ組.incの状況と、そこで悩みながら奮闘する姿を描く「W.W.D ?」。リアルとフィクションが呼応しながら衝撃的なドラマを描くでんぱ組.incと『白魔女学園』から、目が離せない。

『白魔女学園』が、9月21日(土)より、劇場公開・全世界動画配信 [http://www.shiromajo.jp/]

■でんぱ組.inc 公演情報

バンドじゃないもん!×でんぱ組.inc

公演期間:2013/11/28(木)
会場:東京キネマ倶楽部 (東京都)
チケット情報はコチラ![http://j.mp/18bxQqg]

BiS×でんぱ組.inc

公演期間:2013/10/12(土)
会場:Shibuya O−EAST (東京都)
チケット情報はコチラ![http://j.mp/16heuv5 ]

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