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物件を借りるときに重要視する収納スペース。なかでも「押し入れ」は、布団のような大きなものを収納するには便利なスペースですが、その外見は生活感たっぷりで、おしゃれとは遠い印象。どんなに部屋を自分らしくコーディネートしても、「押し入れだけが浮いてしまう」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、インテリアコーディネーターの小島真子さんに、押し入れをおしゃれに見せるコーディネート術や、ユニークな活用術を教えていただきました。

■カーテンをつけて、クローゼット風に

収納として押し入れを使うなら、洋風のコーディネートにはなじみにくい襖(ふすま)を取り外し、オープンクローゼットのようにするという方法があります。やり方は、襖を外したところにポールを取り付け、カーテンをつけるだけなので、とても簡単。賃貸であれば、後が残らないテープなど配慮をしましょう。

カーテンは、自分で好きな布を買ってきて手作りしてもいいのですが、市販のものを利用した方が手軽ですし、つけるだけでさまになるデザイン性の高い製品がたくさんあります。小島さんのおすすめは、洋風でカジュアルな「のれん風カーテン」や、ぶら下がった無数のヒモが揺れる「ストリングスカーテン」。どちらもフリーカットタイプが多いため、どんなサイズの押し入れにも対応可能です。インテリアショップのほか、通販、ネットショップなどでも入手でき、カラーや柄も豊富に揃っています。

カーテンを開けたときにも違和感なくおしゃれに見せるためには、押し入れの内部にも気を抜かないことが大切だそう。コーディネートのコツは、収納グッズのカラーと素材を、部屋のテイストに合わせること。たとえば、ナチュラル系の部屋なら、木製で自然な風合いのキャビネットやチェストを、モダン系の部屋なら、モノトーンでスタイリッシュなデザインのプラスチックの収納グッズを使うというように。

■デスクがわりに

ワンルームに住む一人暮らしの人には、勉強や書き物用に机を置きたいけれど、スペースがないという人も多いはず。そんな人におすすめなのが、押し入れをデスクコーナーにする方法です。

基本は、襖を外してイスを設置するだけ。中板をそのままデスクスペースとして利用します。デスクスペースがけっこう広いので、奥の壁際に、部屋のテイストに合うデザイン・カラーの書棚を置くといいでしょう。

■オブジェやアート作品をディスプレイ

押し入れを実用的な用途に使うという概念を捨てて、「見せる」空間にしてしまうのもひとつの手。襖を外して、押し入れの中にディスプレイ用の棚を設置し、オブジェやアート作品、レコードジャケットなどを飾れば、カフェのような雰囲気のある空間を作ることも可能です。

■ベッド、プレイスペースなど子ども用の場所に

子どもがいる家庭なら、押し入れを子どものためのスペースとして使っても。押し入れの中に布団を敷けば、小さい子にはちょうどいいサイズのベッドになります。マットレスを敷いてクッションやオモチャ、絵本などを置き、秘密基地風のプレイスペースにするのも楽しいアイディアです。また、上の段は収納として使い、下の段だけ子ども用のベッドやプレイスペースにするなど、上下で別の使い方をしてもいいでしょう。

本来の用途である収納以外にも、さまざまな押し入れの活用方法があるのですね! 実際にコーディネートするとなると、どうすればセンスよく見えるか悩んでしまいがちですが、「あまり難しく考えず、自分の好きなスペースとして、好きなことに使うのが一番」と小島さん。「自分好みのものが集まるので、コーディネートも自然にまとまりやすくなりますよ」。自由な発想で楽しむことが、押し入れに限らず、部屋を自分らしくコーディネートする秘訣と言えそうです。

文●高倉 都(エフスタイル)

取材協力/小島真子さん

法人・個人のインテリアコーディネート業をはじめ、セミナー講師、執筆活動、コンサルティング他、企画やメディア協力等でも幅広く活動中。各種メディアへの掲載実績あり。

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