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9月に入り、オーストラリア経済への明るい兆しとともに、これまで下落基調となっていた豪ドルに、持ち直しの動きが見え始めています。

オーストラリアではこれまで、(1)同国最大の輸出先である中国の景気減速が懸念されてきたこと、(2)中央銀行であるRBA(豪州準備銀行)が、過度な豪ドル高は国際競争力の低下を招くとして利下げを続けてきたこと、(3)新興国の景気減速が懸念される中、鉱業品輸出が中心のオーストラリアにも景気減速が懸念されはじめたこと、などが嫌気され、豪ドルは軟調な展開が続きました。

しかしながら、8月以降、中国の輸出や製造活動などを示す経済指標から持ち直しの動きが見られていることや、RBAが、金融政策を決める9月の決定会合で、引き続き豪ドル安を支持しながらも、追加利下げに対して、これまでほど強い姿勢を示さなかったことなど、国内外の状況に変化が見られ始めたことが金融市場で好感され、豪ドルは反発に転じています。

また、今月7日に行なわれた総選挙では、野党・保守連合が6年ぶりの政権奪還を果たしました。新政権は、資源関連を含めた企業支援政策に加え、総額200億豪ドルともされる大規模なインフラ投資を掲げており、これらが実現に向かえば、景気を大きく底上げすることが期待されます。また同国は、金融危機時の財政支出に伴なって財政がやや悪化したものの、多くの先進国と比べても、相対的な健全性は依然として群を抜いており、今後さらなる健全化が見込まれる点は、大きな強みになると考えられます。

こうした一連の明るい兆しとともに景気回復基調が一段と鮮明になれば利下げ観測が和らぐことが考えられ、オーストラリア経済の底堅さや高い信用力などを背景に、豪ドルは底堅い展開が続くことが期待されます。

(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)

(2013年9月18日 日興アセットマネジメント作成)

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(日興アセットマネジメント)