激戦のガールズECにスタートトゥデイ参入 独立サイト「LA BOO」立ち上げの理由は?

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 「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイが10代〜20代のガールズマーケットに向けた、新ECショッピングモール「LA BOO(ラブー)」 を立ち上げた。公開は9月25日を予定し、同日からテレビCMをスタートさせるという。急成長するEC市場で、ZOZOブランドではなくあえて独立したサイトを立ち上げた理由をサイト担当者に聞いた。

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 「使いやすくカッコいいガールズショッピングサイト」を目指す「LA BOO」は、約539万人の会員数(3月末時点)を抱える「ZOZOTOWN」の名前を冠さず、独立して「これまでZOZOTOWNで取り込めなかった層を狙う」という戦略で立ち上げたという。その経緯について、LA BOO担当責任者の鳥山大地氏は「ZOZOTOWNは安定して成長しているが、さらに伸ばせるジャンルとしてガールズマーケットに注目してきた。ZOZOTOWNは少し大人向けのイメージが持たれている傾向もあったので、これまで取り込めなかった10代〜20代のガールズ層に特化するために、全く違う顔のサイトの開設にチャレンジした」と話す。サイト名は、女の子の好きな可愛いものを集めるという意味から「LOVE=ラブ」の語感に由来し、フランス語の冠詞の「LA」、英語のスラングで恋人や好きな物の意の「BOO」を組み合わせた造語。同社がこれまで築き上げたノウハウを活かしつつ、ターゲット世代のスタッフから吸い上げたリアルな意見を随所に反映してガールズカルチャーを追求し、新しいプロモーションやインターフェイス、コンテンツを用意する。

 「LA BOO」のイメージアイコンとして、イギリス出身で海外の著名ブランドに人気のモデルCara Delevingne(カーラ・デルヴィーニュ)を起用。テレビCMや交通広告、ファッション誌を中心とする雑誌広告、WEB広告等の各種プロモーションを実施する予定で、LA BOO担当者の牛込怜子氏は「カーラの強いキャラクター性は日本の女の子の感性にフィットする。ターゲット層が普段触れている媒体で今後注目のモデルを打ち出すことで、感度の高いコアなファッション好きを取り込みたい」と語る。現代の10代〜20代は「ECに対する抵抗感がなくリテラシーが高い。どんどん伸びている世代なので、加速度を上げてアプローチしていきたい」(同・鳥山氏)といい、「ZOZOTOWN」利用者のデバイスで約半数を占めるスマートフォン利用の可能性には特に期待しているという。また将来的には、日本発信のガールズカルチャーが注目を浴びているアジア圏を含め海外向けの展開も視野に入れていく予定。

 スタート時には、アパレルブランド「moussy(マウジー)」や「snidel(スナイデル)」、「EMODA(エモダ)」、「CECIL McBEE(セシルマクビー)」、「TOPSHOP(トップショップ)」といった100以上のオフィシャルオンラインショップをそろえ、その内約20ショップは同社として新規の出店となる。各ショップと協力した取り組みを重視しており、競争率が高いマーケットにおいて「強化するのは取り扱いの広さよりも深さ。各ブランドや市場全体において、ECの付加価値を高めていきたい」(同・鳥山氏)という。今後はノベルティや限定アイテムなども積極的に開発していく計画で、「ショッピングの楽しさと使いやすさ」を強みに、一から「ファン作り」に取り組んでいく。