以前から注目されていたレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドの契約延長が、15日に発表された。2015年から2018年に延長された新契約だが、注目は年俸だ。

正式発表はされていないが、C・ロナウドの新たな年俸は1800〜2000万ユーロ(約23億8000万〜26億5000万円)と言われている。「ベッカム法」がなくなったため、レアルは52%の税を支払わなければならない。つまり、クラブが払わなければいけない金額は、年間で3800〜4200万(約50億3000万〜55億6000万円)と、前契約の3倍となるのだ。

C・ロナウドは15日の会見で、「僕にとってよりも、君らメディアにとって長い話だったね。会長都はすでに昨季終わりに口頭合意していたんだ」とコメント。1700万ユーロ(約22億5000年)のパリ・サンジェルマン(PSG)FWズラタン・イブラヒモビッチを上回り、年俸最高額となるのかと聞かれると、こう答えている。

「お金は重要だけど、それがすべてではない。1番か2番か、あるいは3番かなんて、重要ではないんだ。大切なのは、そこでうまくやれるかどうかだよ。そして、僕はここで幸せなんだ」

1年前、C・ロナウドはミックスゾーンで「悲しい」発言をし、騒ぎを呼んだ。

「終わったことだ。誰にでもある。あの発言をするべきではなかった。でも、僕も完璧なわけじゃない。僕は人間であり、人間とは間違うものだ。今は幸せだよ。大事なのはそこだ。出ていくことを考えたことはなかった。誘ってくれた人たちには感謝しているけどね」

C・ロナウドはPSGやマンチェスター・ユナイテッドからのコンタクトを認めつつ、こう話している。

「それは過去のことだ。レアル・マドリーが現在であり、僕の家で、僕の家族だよ。僕はレアルですべてに勝ちたい。世界最高のチームかどうかは分からないけど、今年はデシマ(10度目の欧州制覇)にたどりつけるシーズンだと確信している」

「今回の契約は33歳までのものだ。引退までレアルでやれるかは、様子を見よう。ここでキャリアを終えることもあるかもしれない。でも、未来のことは誰にも分からないさ。とにかく、僕はマドリーのことを、勝つことを、チームメートたちを助けることを、そしてさらに200得点挙げることを考えている」