14日のセリエA第3節で、トリノと敵地で2−2と引き分けたミラン。悔しさと満足感と、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は前者を先に感じたようだ。試合後、次のように話している。

「終了5分前まで負けていたんだ。選手たちはよく信じてくれたね。だが、ひどい試合だった。トーロ(トリノ)はカウンターで我々を驚かせてきた。ボールコントロールにおいて、もっと我慢できるようにならなければいけない。彼らの前線はスピードとテクニックがある。簡単じゃない試合だったんだ。だが、最終的にはドローが妥当だっただろう」

この日の試合はMFカカーのデビュー戦となった。先発し、70分に自ら交代を求めた同選手について、アッレグリ監督はこのように述べている。

「普通のことだ。彼は長くプレーしていなかったしね。惜しむことなく力を出し、インテンシティーという点では良かった。今の我々は守備が軽い。だが、それは守備陣だけでなく、チーム全体がそうなっているんだ。回復する時間は少ない。水曜にはセルティック戦がある。間違うことはできない」

一方、トリノのジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、「ぎりぎりの、『ウソの』とも言える結果」だとコメント。特に、ミランの2点目のPKにつながった場面に怒りを覚えているようだ。

「我々は(マルセロ・)ラロンドが倒れていて、数分前からアピールしていた。彼は骨折もしていたんだ。これは正しくないよ。交代させたくないにしても、なぜ何分も前から選手が倒れているのか、チェックすべきだ。受け入れがたいよ」

「90分間を通じて試合をしていたのはトリノだった。終了10分前まで1本もシュートを受けなかったんだ。敵地でのアタランタ戦でも(判定の)被害を受けたし、今日も同じだ。我々が勝ち点9だったとしても、誰も文句を言わなかったはずだよ」