スイス家具ヴィトラ、フィンランド家具アルテックを買収

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 スイスの家具メーカーVitra(ヴィトラ)が、フィンランドのデザイン会社Artek(アルテック)の買収を発表した。パートナーシップを結ぶことで、今後はオランダ、スイス、イギリス、米国、そして日本など国際販路の拡大に力を入れていくという。買収額は未公表。

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 今回のパートナーシップで両社は、主に製造、販売、物流の異なる業務間で連携を図ることで、事業を拡充していくという。「Vitra」の理事ロルフ・フェールバウムは「両社はモダニズム運動にルーツを持ち、誠実なデザインによって日常のより良い暮らしに対する信念を共有しています」と両社の親和性の高さを強調。「Artek」の家具の製造拠点は今後もフィンランドに残る見通しで、CEOミルック・クルベリは「これはフィンランドのデザイン業界にとって大きなサクセスストーリーであると共に、会社を次のステージに進めるための大きなチャンスでもあります」とコメントを発表した。2014年には、ヴィトラ デザイン ミュージアムで「Artek」創業者の一人アルヴァ・アアルトに関する大々的な展覧会の開催が予定されている。

 「Artek」は1935年、建築家のアルヴァ・アアルトと妻アイノ、アートプロモーターのマイレ・グリクセン、そして芸術史家のニルス=グスタフ・ハールによってフィンランドで設立し、北欧モダンのスタイルの家具で有名。一方「Vitra」は1934年に創業されたヨーロッパを代表する家具ブランドで、安藤忠雄らの作品が建造されているヴィトラ キャンパスといった、国際的デザイナーによって設計された作品が建ち並ぶ集合施設も手がけている。