ニコ生で『許されざる者』をアピールした渡辺謙と李相日監督

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クリント・イーストウッド監督・主演の第65回アカデミー賞作品賞受賞作を、渡辺謙主演で日本映画化した『許されざる者』が9月13日に公開された。その公開記念として、初日である本日、歌舞伎座タワーで、動画サービス「niconico」の「ニコニコ生放送」によるインターネット生番組のライブ放送を行った。「ニコ生」初登場となった主演の渡辺謙と、本作のメガホンを取った李相日監督が登壇し、興味深い撮影秘話を語った。

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初日舞台挨拶終了後、会場へ駆けつけた渡辺と李監督。渡辺はモニターに流れるユーザーのメッセージに興味津々。「8888(パチパチパチという拍手音)ってことなんだ!」と嬉しそうに笑みを浮かべ、「見ました!」というリアクションに対しても「うわ!そうか、今日見たんだ。サンキュー!ありがとう!」と大喜びの様子だった。

劇中にある、断罪絶壁を馬に乗って行くシーンについて渡辺は「けっこうじゃなくて、相当危険!本当に命懸けだった。もし馬が落ちたら、ごめん、俺だけどっかに引っかかって!と思いました。覚悟は決めましたね」と笑いながら振り返った。それを受けて、ニコニコのユーザーも「スタントなしだったんだ!」「88888」というメッセージを流し、渡辺たちをたたえた。

また、アクションについて渡辺が「CGだと見透かされる。そこに痛みはないんです。やっている方もやられている方も、痛みが伝わらない」とコメント。李監督も「この映画は人間を描くもの。人間を見せていく延長にあるアクションのぶつかり合いを見せたかった」と、熱い思いをアピールした。

ニコ生放送終了後、渡辺は「距離感は感じなかった」と感想を口にすると、李監督も「意外と面白かった。しゃべったことがすぐ返ってくる、しかも顔が見れない」と笑顔を見せた。渡辺も「会話してるみたいな感じ。すごい速いキャッチボールをしてる感じ」と、満足気に語った。

『フラガール』(06)、『悪人』(10)でも知られる李相日監督が、ハリウッドの名作に新たな息吹を注ぎ込んだ『許されざる者』。渡辺謙、佐藤浩市、柄本明ら豪華キャストの熱演と、李相日監督の力強い演出が冴える力作となった。【取材・文/山崎伸子】