五輪決定でチャンス増大の有望株
2013年9月7日のIOC総会で、「2020年オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催地に「東京」が選ばれると、国内外の投資家から五輪関連銘柄の注文が殺到するはず。でも、具体的に何が買われるのか? 誰もが知りたい即座に爆騰しそうな銘柄を、専門家に選んでもらおう。万が一、落選したら? 大丈夫。安倍政権の成長戦略が実行に移されることで、五輪銘柄は成長戦略銘柄に早変わりする。今のうちに仕込んでおいたほうがいいかも。


東京五輪開催は有望。国内経済効果は3兆円に

「2020年の東京五輪開催が現実味を帯びてきました」と話すのは、アットブレインズの君塚聡子さん。IOCによる6月25日の報告書で、ライバルであるイスタンブール(トルコ)は輸送面で、マドリード(スペイン)は財政面での懸念が指摘される一方、東京はコンパクトな競技場の配置などが評価された。

懸念されていた地震、津波のリスクや電力不足についても、「対策が十分にとられている」と明言されたのは心強い追い風だ。

IOCによる正式な決定は9月7日になるが、東京に決まった場合、その経済効果は想像以上に大きくなる。東京都の試算によると、東京での五輪開催が国内経済に及ぼす効果は2013年9月から2020年9月までの間で約3兆円といわれている。

「たとえば、新設されるスタジアムは工事予算が1300億円、選手村、水泳会場、体育館などの建設にかかる工事費用が3831億円、仮設施設建設や設備使用料などが723億円と、合計4554億円の予算が見積もられています。さらに、スタジアム以外の新規施設が建設される東京湾岸地区を中心に再開発が進み、建設会社だけではなく、不動産会社、道路や橋の補修・整備などのインフラ関連などにも恩恵が広がりそうです」(君塚さん)

また、国内外の観光客の増加から、商業施設や外食、観光・交通・ホテルなどのサービス業の需要も拡大することは必至だ。

ほかにも、多くの観光客を取り込むとの考えから、東京都の猪瀬知事が表明した臨海副都心地区でのカジノ設置が前進するとの見方が強まるかもしれない。

関連銘柄は東京五輪開催を織り込んで徐々に話題性が高まることが予想される一方、万が一、選に漏れた場合は失望は大きく、リスクも想定しておくことが必要。

そこで五輪のほかにもテーマを持つ複合テーマ株に注目して、選んでもらったのが下の10銘柄だ。

本命の公共事業をはじめとして、含み資産やカジノ関連など材料性でも上昇の期待が持てる銘柄ばかりだ。五輪決定まで、あとわずか!

東京五輪開催は有望。国内経済効果は3兆円に

建設

大成建設(東1・1801)
379円(1000株)
PER:24.0倍
PBR:1.26倍
利回り:1.31%
新設される施設の受注に期待。イスタンブールの鉄道用トンネルなど海外での実績があり、インフラ輸出という切り口でも注目される。

ライト工業(東1・1926)
744円(100株)
PER:22.6倍
PBR:1.29倍
利回り:1.34%
のり面、基礎・地盤改良、耐震補強・防災など特殊土木事業に強み。復興など公共事業関連企業としても魅力は大きい。

サービス

オリエンタルランド(東1・4661)
1万6150円(100株)
PER:28.0倍
PBR:3.39倍
利回り:0.74%
東京ディズニーランド、ディズニーシーやホテルを運営。外国人観光客や日本人観光客の増加に伴う来場者数の拡大が見込まれる。

東京ドーム(東1・9681)
642円(1000株)
PER:27.3倍
PBR:2.00倍
利回り:0.77%
レジャー施設、東京ドームシティを運営。五輪開催に伴う外国人観光客の集客数増加に期待する。保有資産の含み益にも注目。

不動産

三菱地所(東1・8802)
2578円(1000株)
PER:61.8倍
PBR:2.89倍