人気ドラマをぶった斬る番組「ドラカン」。あの伝説のドラマも俎上に

 CSの「 女性チャンネル♪LaLa TV」で、じわじわ人気を集めている番組『THE ドラマカンファレンス』、通称ドラカンを知っていますか?
http://www.lala.tv/programs/drama_conference/

 放送作家の鈴木おさむと、自他ともに認めるドラマオタクのつんく♂が、視聴者代表の女性パネラー陣と一緒に、地上波ドラマについてひたすら討論するという番組なのです(2012年1月スタート)。

◆CSならではの言いたい放題

 パネラー陣は、いずれも主婦やOLといった一般の人なのですが、ドラマを愛するがゆえに、歯に衣きせぬ批評のオンパレード。

 今クールだと『半沢直樹』について「難しい、わからない」「LOVE的要素が全然入ってなくてつまらない」といった辛口な意見が飛び出したか思えば、『Woman』に対しては「不幸のデパートのようなドラマですごく面白い」と絶賛。

 脚本家や制作などスタッフの仕事にもツッコみ、ときには「この制作陣では心配……」なんて、上から目線で物申したり。

 人気ドラマを斬りまくるトークが大いにウケて、YouTubeのLaLa TV公式チャネルのダイジェスト動画は数千数万回ずつ再生され、そこにまた「このパネラー達はわかってない!」と辛口コメントが付く――という応酬が繰り広げられています。



◆『抱きしめたい!』出演陣を前に不満の声も

 昨今の恋愛ドラマについては、パネラーから「オシャレなドラマはもうやめてほしい」とのご意見が。1970年代や1980年代くらいの、ベタな恋愛ドラマが見たい、というのです。

 わかる。すごくわかります。「あ〜も〜なんでそうなるの!」って、怒りを覚えるくらいの展開のドラマが面白いんですよね。そこで、番組中に話題に出たのが、「W浅野」こと浅野温子&浅野ゆうこ主演で有名な『抱きしめたい!』。

 そして10月のドラカン特別編にて、この『抱きしめたい!』もカンファレンス(会議)されちゃったのです。

『抱きしめたい!』とは、1988年のバブル全盛期に放送され、女性を中心に大ブームを巻き起こした“伝説のドラマ”。

 ドラカンで紹介されたドラマ映像でも、その一端はわかります。W浅野がパックしながら真っ白な顔でガーガー言い合ったり、浅野ゆう子がストッキングを頭から被ったり、岩城滉一を挟んでドロドロ三角関係になったり、昔の恋人と浮気しちゃったり、不妊が原因で喧嘩になったりと、トラブル続出。そのつど「なんで麻子(温子)ってそんなに優柔不断なの!」とか「夏子(ゆう子)もっとはっきり言えよ!」とか、ヤキモキせずにはいられない。



「ドラカン『抱きしめたい!』編」には、ゲストで浅野ゆう子・岩城滉一・石田純一も登場。男性2人がドラマで着ている衣装や小道具は、ほとんど私物なんだそうです。今だったらありえない牧歌的な話ですよね。トレンディ俳優の名を欲しいままにしていた石田純一の若かりし頃も拝めます。

 いつもは毒舌なパネラー陣も、青春の思い出が詰まったこのドラマに涙ぐむ始末。さすがに出演者から脚本家まで目の前にいたら言えないよねぇ、と思ったら、若いパネラーが「不満がある」と言い出してスタジオに緊張が走り……。

※「ドラカン『抱きしめたい!』編」の放送日はコチラ(9月末まで十数回) http://www.lala.tv/programs/dc_dakishimetai/schedulelist.html

 ちなみに、このドラマ放映から25年を経た今秋、『抱きしめたい! Forever』として再びお茶の間に帰ってくるそうです(10/1・夜9時フジテレビ系、10/11・夜11時LaLa TVバージョン)

 54歳になった麻子と夏子が、今度は何をやらかしてくれるのか? W浅野は今観てもカッコいいか? 家族や友達とツッコミを入れながら観て「お茶の間ドラカン」したら盛り上がりそうですね。 <TEXT/中村未来(清談社)>