映画関連作品の文庫本が好調、「陽だまりの彼女」発売2年で初TOP10。

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今週9月16日付けのオリコン“本”ランキング文庫部門では、越谷オサム「陽だまりの彼女」(2011年6月1日発売・新潮社)が週間売上2.7万部で先週の12位から6位に上昇、発売から2年3か月で初のTOP10入りとなったほか、是枝裕和、佐野晶「そして父になる」(9月5日発売・宝島社)が週間売上2.4万部で8位に初登場した。いずれも今月末から来月にかけて公開となる話題の映画作品の原作と小説版だ。

「陽だまりの彼女」は、十数年ぶりに再会し恋に落ちる幼馴染の2人に起こる愛と奇跡の物語。嵐の松本潤と上野樹里の主演で10月12日より映画公開されるが、現在は完成披露イベントの開催や各企業とのタイアップ企画、夫婦&カップル限定試写会の募集などが行わわれており、公開に向けて盛り上がりを見せている。

一方の「そして父になる」は、5月に行われた「第66回カンヌ映画祭」で審査員賞を受賞した福山雅治主演「そして父になる」の小説版だ。作品は、大切に育ててきた6歳の息子が取り違えだったと知らされた親たちの葛藤を描き、家族とは何かを問うヒューマンドラマ。小説版は、映画では伝えきれない登場人物のプロフィールや過去の出来事、感情の機微などがより詳細に描かれている。

9月24日から先行公開、28日から全国公開となるが、「第38回トロント国際映画祭」など続々と海外の映画祭への出品が決定しており、また公開記念特番のTVオンエアも決定と、こちらも公開を目前にして大きな盛り上がりを見せており、両作品とも今後のセールスが期待される。

また、今週は来週9月17日にスペシャルドラマがオンエアされるヒット作家・湊かなえの「花の鎖」(2013年9月3日発売・文藝春秋)も4位に初登場したほか、先週9月8日(日)オンエアの第8回の視聴率もさらにアップしたドラマ「半沢直樹」(TBS系)の原作、池
井戸潤「オレたち花のバブル組」「オレたちバブル入行組」(共に文藝春秋)が先週の3位、2位から再び1位、2位となり(「〜花のバブル組」は今回が初の首位獲得)、映像化関連作の好調ぶりが改めてわかる結果となった。