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厚生労働省は10日、2012年度の医療費(概算)の動向を発表した。それによると、2012年度の医療費は前年度比6,400億円増の38兆4,000億円となり、10年連続で過去最高を更新した。

医療費を年代別に見ると(公費負担分除く)、70歳未満は前年度比1,200億円増の19兆円、70歳以上は4,800億円増の17兆4,000億円となった。また、年代別の医療費率を見た場合、70歳未満は同0.6ポイント減の49.5%と50%を割り込んだ一方、70歳以上は同0.5ポイント増の45.4%と上昇した。

1人当たりの医療費は前年度比6,000円増の30万1,000円となり、10年連続で過去最高を記録。30万円を超えたのは初となる。年代別では、70歳未満が同2,000円増の18万1,000円、70歳以上が同1,000円減の80万4,000円となった。

医療費の内訳を診療種類別に見ると、「入院」が15兆6,000億円(構成割合40.6%)、「入院外+調剤」が20兆円(52.1%)、「歯科」が2兆7,000億円(7.0%)となった。

医療費の伸び率は前年度の3.1%から1.7%に縮小。診療種類別に見た場合、「入院」は2.5%、「入院外+調剤」は1.1%、「歯科」は1.4%だった。

医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸びは前年度より0.9%減少。診療種類別に見ると、「入院」が同1.1%減、「入院外」が同1.0%減、「歯科」が同0.4%減となった。

1日当たり医療費は前年度比400円増の1万4,800円。診療種類別では、「入院」が同1,100円増の3万2,800円、「入院外+調剤」が同200円増の1万1,700円、「歯科」が同100円増の6,500円となった。また、1日当たり医療費の伸び率は2.6%で、診療種別では、「入院」が3.6%、「入院外+調剤」が2.1%、「歯科」が1.8%となった。

平均入院日数(推計)は前年度比0.8日減の33.8日。病院の形態別に見ると、高齢者の患者が多い個人病院が最も長く72.7日。以下、法人病院が50.9日、公的病院が20.3日、大学病院が17.6日と続いた。また、床数別に見た場合、200床未満は44.9日、200床以上は29.6日となった。

入院1回当たりの医療費を推計したところ、前年度比1万5,000円減の112万9,000円。病院の形態別では、個人病院が144万2,000円、法人病院が133万5,000円、大学病院が112万5,000円、公的病院が91万8,000円だった。また、床数別では、200床未満が117万6,000円、200床以上が111万1,000円となった。

(御木本千春)