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国土交通省は、2020年のオリンピック開催地に東京が選ばれたことを受け、玄関口である首都圏空港(羽田空港、成田空港)の機能強化と利便性向上に向け、具体的な検討に着手することを発表した。

○NYでは118万回、ロンドンでは110万回

既存の計画では、首都圏におけるビジネス・観光両面の都市間競争力を大幅に強化するために、羽田・成田の両空港における発着容量の拡大・抜本的な強化を実施する。平成22年では両空港の発着回数は52.3万回であったが、平成26年には74.7万回と1.5倍に増加させる。特に羽田空港に関しては、平成26年において国際線を9万回(昼間は6万回、深夜・早朝は3万回)を目指すという。

しかし、2011年データに基づく各国の発着回数を見てみると、ニューヨーク(JFK、ニューアーク、ラガーディア)は118万回、ロンドン(ヒースロー、スタンテッド、ルートン、ガドウィック、ビギンヒル、シティ)は110万回、パリ(シャルル・ド・ゴール、オルリー)は75万回となっている。日本が平成26年に74.7万回を達成することを見越しても、更なる機能強化策が必要となる。

同省は74.7万回達成以降の更なる機能強化に向け、交通政策審議会航空分科会基本政策部会の場において、今年度中に首都圏空港をめぐる航空政策上の課題を整理し、学者や専門家に具体的な機能強化策の選択肢を洗い出す予定。それをもとに、来年度以降は自治体や航空会社など関係者も参加した新たな場を設け、合意形成を図っていくという。