ダイソン、韓国サムスン電子を提訴 「サイクロン掃除機の特許侵害」

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サイクロン式掃除機で知られるイギリスのダイソンが、韓国サムスン電子の掃除機に特許を侵害されたとして、サムスンを提訴したことが分かった。

ダイソンのMAX Conze(マックス・コンツ)最高経営責任者(CEO)は最近、ドイツのベルリンで開催された家電見本市「IFA」で韓国メディア「韓国経済」の取材を受けた際、「サムスン電子が最近販売した掃除機『モーションシンク』が、ダイソンの特許を侵害している」と話したという。コンツCEOは、「アイデアと革新を通じた公正な競争を望んでいる」とし、「しかし(サムスンは)ライバル社の製品を盗む企業なので、正当な競争にならず辛い」とサムスンの経営方針を批判。同製品について、「詐欺的な(rip-off)製品」と評した。


ダイソンが問題視している「モーションシンク」は、サムスンが2013年6月に発売したプレミアム掃除機。サムスンは、小型化されたプレミアム家電の開発に力を入れており、同製品はその第一弾とされる。

ダイソンによると、「モーションシンク」にはダイソンが独自に開発した掃除機のメカニズムがそのまま採用されているという。訴訟では、ダイソンがサムスンに販売禁止やライセンス費用の請求などを行うとみられるが、今のところ具体的な訴訟内容は分かっていない。だが、コンツCEOは、サムスンと米アップル社のデザインをめぐる訴訟合戦とは異なり、勝算は大きいとみている。
実は、ダイソンがサムスンを訴えるのは今回で2度目。2009年にサムスンが販売した掃除機に採用されていた技術が特許を侵害したとして訴訟になり、判決ではサムスンに59万ポンド(約10億ウォン)の賠償命令が言い渡されている。

だが、サムスンは今回の訴訟について、「できる限りの手段で法的な対応を取る」と全面対決するつもりのようだ。サムスンの関係者は、「モーションシンク掃除機は1年間の研究と開発を通じ、サムスン電子の技術とデザインを結集して誕生した製品だ」と強気な姿勢を見せた。

・参照:韓国経済
・参照:モーションシンク | SAMSUNG

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