町中のカフェはたいてい無料でWi-Fiが使える。カフェの看板に「Wi-Fiあります」とうたっている店も多い【撮影/中安昭人】

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日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安さん。メールのおかげで、日本にいるときと大差なく、日本に住む人たちとも仕事ができているという。1日に100〜150通仕事関係のメールが届くという中安さんのメール活用術は?

海外ではネット依存度は日本以上に高くなる

 私がここで言うまでもなく、今や、インターネットのない世界というのは、考えられない。これが海外で仕事をするとなると、さらにその重要度は増す。

 日本にいるときのように、日本の取引先と直接会うのは難しく、気軽に電話もできないので、メールは「生命線」である。私自身も、日本にいるときに比べて、メールを使う頻度が格段に高くなった。

 現在、一日に大体100通から150通のメールを受け取る。年間では4万通を超えるだろう。もちろん、ここにスパムメールは含まれない。昔は趣味のメルマガなどをとっていた時期もあったが、目を通す時間はないのですべて購読解除した。

 通信社などに申し込んでいるニュースメールや、業務に必要なメールマガジンの類は、読み終わると、必要な情報のみクリップして、メールそのものは削除していく。

 それでも私のメールボックスに残るメールの数は、1年間で2万通近くになる。つまりこれは「ちゃんと読んで対応することが必要なメール」の実数である。毎年受け取る数万通のメールが、海外にいる私の仕事を支えていると言っても過言ではない。

ベトナムのネット環境は日本より恵まれているほど

 ベトナムでメールへの依存度が高くなる理由はいくつかある。

 まず、かつてはベトナムから日本への国際電話代は異常に高かった。さらに私の自宅からは国際電話ができず、国際電話をするときは郵便局まで行く必要があったのだ。しかしインターネットならば、自宅で簡単に接続できる。

 もう一つの大きな要因は、ベトナムのネット環境が改善されたことだろう。10年前は1メガの写真を送るのに10分くらいかかったが、今では写真でも気軽に送れる。町中のレストランやカフェでは、無料のWi-Fiが簡単に見つかり、むしろネットへの接続は日本より恵まれていると言っていいほどだ。

 さらに昨今、通信手段も増えた。スカイプの登場で、日本にいる人と無料で通話をすることが可能になったのは大きい。フェイスブック、Viber、LINEもある。スマートフォンなどを使えば、Wi-Fiのないところでも、ネットに接続できるから、出先でもリアルタイムでメールへの対応が可能だ。

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