56年ぶりの東京五輪開催「歓迎」86.7%  「招致活動を評価している」78.5%

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株式会社インテージは、「2020年夏季五輪東京開催決定」に関する意識調査を実施した。調査は、9月9日10時〜13時、15〜69歳の1,200名(京浜/東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県、京阪神/大阪府・京都府・滋賀県・兵庫県・奈良県・和歌山県)を対象としたスマートフォンによるインターネット調査。

●86.7%が東京開催決定を歓迎

2020年夏季五輪の開催地が東京に決定したことについては、86.7%の人が東京に決定して「嬉(うれ)しい」と回答。
「うれしい」と感じる理由については、「五輪が生で見られる」「世界中のトップアスリートが集まるのはスゴい!」「子ども達に夢を与えられる」など、観戦できることに喜びを感じている。また、「景気回復に必ず繋がると思う」「雇用や消費が増え景気が上向く材料になると思う」「震災復興が急速に進むような気がする」など、開催による経済効果を期待する声も多い。

一方で、「原発の問題、災害の復興などやるべき問題が沢山ある」「五輪を優先し災害復興が後回しにならないかが心配」など、復興の遅れに対する不安や、「治安が悪くなりそう」という声もある。

●78.5%の人が招致活動を評価している

東京への五輪招致活動に対する評価を聞いたところ、「非常に高く評価する」「まあ評価する」との回答は78.5%で、多くの人が高評価をしている。

●五輪の東京開催に期待するのは?

五輪の東京開催に伴い期待することを聞いたところ、「子供に夢を与える」が59.6%、続いて「国内消費の活性化」が52.1%。「東日本大震災復興活動の弾み」には、京浜と京阪神では若干の差はあるが、49.9%と約半数が期待をしている結果となった。

●生で観戦したいのは、53.7%

観戦・視聴方法を聞いたところ、「テレビで生中継を見たい」が76.3%、「競技場で観戦したい」53.7%。京浜に絞ってみると63.0%競技場で観戦したいと答えている。

●注目の競技は「水泳」、「体操」

2020年の五輪東京大会で開催される28競技について、「注目している競技」を聞いたところ、メダルが期待される「水泳」が58.8%、「体操」が48.8%、「陸上競技」45.1%と続き、残留が決まった「レスリング」は37.4%という結果になった。また、「やってみたい競技」は「テニス」が16.2%、「ゴルフ」15.8%で日頃親しんでいるスポーツのようだ。