松本人志「自分は商業的なM」、監督最新作「R100」の最速上映会。

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映画「R100」の松本人志監督が9月9日、全国未体験ツアー!第1弾として北海道・札幌に降り立ち、世界最速で行われた上映会に登壇した。

この日、「まずは北から攻めたかった」と話す松本監督は朝一番で札幌・新千歳空港に到着。「ちょっと寒い? 寒ないか?」と晴天で気温が上昇した日本最北端の北海道の感想を述べつつ、その後夕方遅くまで、これまで出演したことのない札幌のローカル局での生出演、収録や媒体の取材をこなした。そして札幌シネマフロンティアにて、企画協力の倉本美津留氏と共にティーチインを行った。

松本監督はまず、「実は先月、遊びでは北海道に来ていたので、飛行機降りてなんの新鮮な気持ちはなかったのですが(笑)、未体験な映画だからこそ、未体験な経験をということで、今日一日僕自身も未知の体験をさせていただきました。スタッフの方も、道中いろいろ、初めての経験でした。全員あったことがない状況は正直今まで初めてです。今までどんな場所でも最低限、浜田がいましたから。今日は一日中未体験で、夢見そうですよ」と挨拶。

本作では主演に俳優の大森南朋を起用しているが、この人選について「全てにおいて丁度いい感じでしょうか? 年齢、言い方失礼ですが、男前加減とか全てが丁度良くてリアルな感じですね。もちろん、素晴らしい演技というのは大前提でありますが。どうしても僕の映画は、コメディと思われがちなので、大森さんはコメディ色が弱いというのも一つありますね」と、その理由を説明。

本作はかなり独特な世界観を有しているが、「ジャンルにわけるとしたら?」との質問には「『精神的3D映画』でしょうかね? 僕は3D映画ってのはまったく好きじゃない。飛び出さない方がいいと思います。逆にお客が身を乗り出すってのがいい映画じゃないでしょうか? 想像力という意味でも見た人の心の中で飛び出ているのがいいですね。是非この映画は『心のメガネ』で見てください。飛び出します」と呼びかけた。

特技を持った女王様と善良な父親、SとMなどが本作のテーマとなっているが、「『SとM』というテーマは、どこかで一度やってみたかったものです。普段の仕事(ダウンタウン)は、ある意味特殊で、常にコンビでやっているという状態の仕事です。それがもう30年も続いていて、どこかで『M』に偏ってきてしまった、いわば自分は『商業的M』なのだと思います。二人揃うとそんな関係が生まれる、そういったつながりが面白くて、一度やってみたったテーマだったんです。映画監督というのはSじゃないと出来ない部分もあり、撮った映像を持ち帰って、編集で苦しむMの部分もあり、それが映画監督という仕事かなと思っています」と、独自の“SM観”も披露した。

作中には魅惑的な女王様たちが登場しているが、「誰に一番攻められたい?」との質問には「冨永さんは歩く姿、脱ぎっぷり、アクションなど全てが凄かったし、大地さんは、現場に入ると急にスイッチが入るというプロの仕事っぷりで良かった。でもプライベートでは、寺島さんかな。危ない部分はCGで処理しないといけないほどの思いっきりの良さに、ちょっとゾクッとしてしまいました」と、突き抜けたS感が松本監督にはたまらないものだったようだ。

映画「R100」は10月5日(土)全国ロードショー。


☆「R100」ストーリー

都内有名家具店に勤務する片山貴文には秘密があった。それは、謎のクラブ「ボンデージ」に入会してしまったということ。以降、様々なタイプの美女たちが片山の日常生活の中に突然現れ、彼をこれまで味わったことのない世界へと誘っていった。しかし内容は次第にエスカレートしていき、女性たちは彼の職場や家庭にも現れるようになる。耐えられなくなった片山はプレイの中止を求めるが、一向に受け入れられない。さらなる予測不能の事態が次々と巻き起こる中、果たして彼の運命は――!?