大手外資系証券が直近で格上げした株!
外資系証券に口座を開かなくても、格上げ銘柄を買えばコバンザメよろしく海外投資家にぴったり寄り添うことに。格上げ直後の過熱場面はあえて見送りに徹し、人気が冷めてきたタイミングで安く仕込んで、目標株価への到達を待つ戦法が有効だろう。


海外投資家にコバンザメ変更後初の下げを買う

日本株市場の主導権を握っているのは、外資系証券会社だろう。取引シェアの最も大きい外国人投資家からの注文が入るだけでなく、年金基金や生命保険会社といった国内の主要機関投資家にも食い込んでいる。しかも、外資系証券自らが顧客と同じポジションを取ることも多く、動かせる資金量が格段に大きい。外資系証券の動向に詳しいスリーアイのマネージャー・竹田嘉文さんは「外資系証券がレーティングを引き上げた銘柄が狙い目」とアドバイスする。

外資系証券会社から直接アドバイスを受けながら取引できればいいのだが、口座開設には億円単位の入金が最低条件なので、個人には現実味が薄い。しかし、外資系証券の敏腕アナリストによるレーティングの変更をウオッチしていれば、内外の超大口投資家の動きに便乗できる。

下は、主な外資系証券が最近、投資判断を引き上げた銘柄を並べた。内需株も輸出株も区別なく丹念にリサーチしており、純粋に値上がりしそうな銘柄を抽出していることがわかる。外資系証券の中でも、米国のゴールドマン・サックスと欧州系のクレディ・スイスのリサーチ能力の高さには定評がある。

最近はネットの投資情報サイトなどで、レーティング変更情報も簡単に手に入るが、売買タイミングには注意したい。レーティング変更を知った時点で、すでに株価が急伸しているケースは多い。しかし、機関投資家やヘッジファンドなど大口顧客が格上げを知って買いを入れた直後のことが多く、そこでわざわざ高値を買う必要はないだろう。

個人が買いを入れるのは翌日以降に株価が下がってからでいい。そもそもレーティングは3カ月から1年後の株価を予測するもの。「できるだけ安い価格で拾い、目標株価に接近していくのを待ちたいです」(竹田さん)

ゴールドマン・サックス、クレディ・スイス、バークレイズetc. 外資系証券の評価アップ株22

GMOインターネット(東1・9449)
1232円(100株)
証券会社:バークレイズ
格上げした日付:5月31日
格付け:「イコールウエート」→「オーバーウエート」
目標株価:930円→1400円
配当利回り:1.13%
PER:30.2倍
PBR:6.36倍
高成長カンパニーに脱皮、証券事業への過度な期待に対する懸念は、すでに織り込まれている。

新光電気工業(東1・6967)
972円(100株)
証券会社:ゴールドマン・サックス
格上げした日付:5月31日
格付け:「中立」→「買い」
目標株価:770円→720円
配当利回り:2.05%
PER:35.5倍
PBR:1.00倍
収益改善はまだ織り込まれきっていない。

カネカ(東1・4118)
690円(1000株)
証券会社:シティグループ
格上げした日付:5月31日
格付け:「2」→「1」
目標株価:620円→720円
配当利回り:2.31%
PER:16.0倍
PBR:0.92倍
太陽電池は赤字が続くが改善傾向、割安感が強い。

ディー・エヌ・エー(東1・2432)
1859円(100株)
証券会社:JPモルガン
格上げした日付:6月3日
格付け:新規「オーバーウエート」
目標株価:3400円
配当利回り:2.68%
PER:6.2倍
PBR:2.35倍
海外事業にあらためて注目すべきタイミング。国内も底打ちは近そう。

タダノ(東1・6395)
1380円(1000株)
証券会社:バークレイズ
格上げした日付:6月4日
格付け:「イコールウエート」→「オーバーウエート」
目標株価:1200円→1500円
配当利回り:1.15%