「フジサンケイクラシック」の最終日。競技はプレーオフの末松山英樹の今季3勝目で幕を閉じたが、同じ最終組で回った横尾要が同組の2人のスロープレーとそれを許した競技委員に苦言を呈したことで議論が巻き起こっている。
同組2人のスロープレーに憤る横尾要、問題はどこ?
 その経緯はこうだ。横尾、松山、S・J・パク(韓国)の最終組が9番ティに向かう際、タイムスケジュールから11分超過していたため競技委員がスロープレーを注意した。だが注意を受けたにも関わらず急いだのは横尾のみで、同組の松山英樹、S・J・パク(韓国)は一向に急ぐそぶりを見せなかった。これに横尾は「今の若いやつはみんな遅いよ。アメリカならペナルティ。松山だから遼だからOKとかやっていると日本ツアーはダメになる」と痛烈に批判した。
 もちろん主観による部分も大きいが、決して速いとは言えないプレースピードを改善していくことは、これから米ツアーで戦っていく松山にとって避けては通れない道だ。なぜなら、米ツアーは今年からスロープレー撲滅を猛烈にアピールしているからだ。
 全米オープンではテレビ中継の合間にタイガー・ウッズ、アニカ・ソレンスタムらが登場する映像を流し「スロープレーをなくそう」と呼びかけるキャンペーンも実施。ツアー全体でスロープレーを問題視して、これをなくそうという動きを強めている。その中でルーキーがこれまでと同じようにマイペースでプレーを続けていては、“スロープレーヤー”として目をつけられる可能性は高い。
 松山自身は全英オープンでスロープレーによるペナルティを受けて以降「もうペナルティを受けたくないから急いでいる」と改善をアピールしたが、この日は同伴選手が打ってからクラブ選択やマネジメントをキャディと相談するなど、プレーが遅いという印象を与える場面が多く見られた。米ツアーに参戦した経験のある“横尾の苦言”はしっかりと受け止める価値がありそうだ。
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