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財務省は9日、2013年7月の国際収支(速報)を発表した。それによると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支は5,773億円の黒字となったものの、黒字幅は前年同月と比べて852億円(12.9%)縮小した。黒字は6カ月連続。所得収支の黒字幅は拡大したのに対し、貿易・サービス収支の赤字幅が拡大し、黒字幅が縮小した。

貿易・サービス収支は1兆1,398億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で4,344億円拡大した。赤字は16カ月連続(季節調整値ベースでは29カ月連続の赤字)。サービス収支の赤字幅は縮小したものの、貿易収支の赤字幅が拡大した。

貿易収支は9,433億円の赤字。赤字幅は前年同月比で5,671億円拡大し、7月としては最大となった。自動車や有機化合物を中心に輸出が増加したものの、原粗油や液化天然ガスを中心とした輸入の増加が上回り、赤字幅が増えた。

輸出額は前年同月比5,889億円(11.5%)増の5兆7,073億円で、5カ月連続の増加。輸入額は同1兆1,560億円(21.0%)増の6兆6,505億円と大幅に増え、9カ月連続の増加となった。

また、同省関税局がまとめた7月分貿易統計(通関ベース)によると、輸出は前年同月比6,483億円(12.1%)増の5兆9,605億円。主要地域別では、対米国が同1,715億円(18.4%)増、対中国が同954億円(9.5%)増、対EUが同837億円(16.6%)増などとなった。商品別では、自動車が同1,153億円(14.3%)増、有機化合物が同662億円(49.9%)増となった一方、金属加工機械は同253億円(21.4%)減となった。

輸入額は前年同月比1兆1,477億円(19.6%)増の6兆9,884億円。主要地域別では、対中東が同2,611億円(26.4%)増、対中国が同2,306億円(18.3%)増などとなった。商品別では、原粗油が同2,536億円(30.2%、数量は2.4%)増、液化天然ガスが同896億円(16.9%、数量は3.7%)増、半導体等電子部品が同642億円(40.6%)などとなった。

サービス収支は1,965億円の赤字となったものの、赤字幅は前年同月比で1,327億円縮小した。訪日外国人旅行者数が増加(前年同月比18.4%増)するなどして、輸送収支、旅行収支、その他サービス収支の赤字幅が縮小した。

所得収支は1兆7,938億円の黒字で、黒字幅は前年同月比で3,494億円拡大した。黒字幅の拡大は8カ月連続。配当金・配分済支店収益の受取増加などにより直接投資収益が増加したほか、配当金や債券利子等の受取増加などにより証券投資収益も増加したためと見られる。

一方、資本収支は8,618億円の流出超(前月1兆5,024億円の流入超)となった。

(御木本千春)