台湾人IOC委員が五輪野球復活の可能性示唆

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(ブエノスアイレス 8日 中央社)国際オリンピック委員会(IOC)の理事で、同会長選挙にも立候補している呉経国氏(台湾代表)(=写真)は8日中央社の取材に対し、野球がオリンピック競技種目として復活する可能性があることを示唆した。

呉理事は、2020年か2024年の大会で野球が競技種目として復活する可能性があるとした上で、そのためにはより一層の努力が必要と語り、IOC会長選挙活動を通じて他の委員に野球支持を働きかけるとしている。

また呉理事は、野球は台湾人が最も好きなスポーツで、男子野球を女子ソフトボールと抱き合わせてひとつの競技種目にすることができれば(他の競技候補と比べて)競争力はあるとコメント。しかし同時にスカッシュや米、露で圧倒的な人気を誇るレスリングは“強敵”と表現した。

第125回IOC総会の予定では、台湾時間の8日夜に2020年東京大会の競技種目を決定する投票が行われるほか、10日夜には再び投票によって新しいIOC会長が発表されることになっている。

(李建緯/編集:齊藤啓介)