【動画】開催決定2020年東京五輪のメイン会場 ザハ・ハディドによる新国立競技場デザイン案が話題に

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 2020年の夏季五輪開催都市に東京が選出されたことを受け、メインスタジアムとして使用される予定の新国立競技場にも注目が寄せられている。建替えに伴って基本構想デザインを手がけるのは、イラク出身の建築家Zaha Hadid(ザハ・ハディド)が率いる「Zaha Hadid Architects(ザハ・ハディド アーキテクト)」。周囲の景観とつながる流体線の形状が特徴の巨大スタジアムになる計画だ。

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 アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会で現地時間9月7日、2020年夏季五輪開催都市に東京が決定。日本時間では8日早朝の発表だったが東京を中心に歓喜の声が上がっており、1964年の東京五輪を節目に建設された国立競技場の建て替えに関するデザインコンテスト「新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクール」で最優秀賞に選出されたZaha Hadidの案が、再び話題となっている。

 「Zaha Hadid Architects」による新国立競技場のデザイン案は流体線をベースに、周囲の景観とつながることを意識。3月の表彰式で行われたプレゼンテーションでは、屋根が開閉でき、観客席は可動式で8万人が収容可能と発表している。デザイン監修に関する具体的条件については協議を進行中。現在の国立競技場は2014年に解体が開始され、新国立競技場はラグビーワルドカップのメインスタジアムとなる2019年までに解体費を除いた総工事費1,300億円程度をかけ完成させる計画だ。なお、2020年夏季五輪の開催日程は7月24日〜8月9日まで、パラリンピックは8月25日〜9月6日までが予定されている。

 Zaha Hadidは、2004年度に建築界のノーベル賞ともいわれる「プリツカー賞」を女性で初めて受賞。「CHANEL(シャネル)」がファッションと現代アートの融合を目的に2008年に世界各都市で開催した「モバイルアート」展で29m×45mのドーム型のパビリオンを制作したほか、「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」とのコラボレーションバッグや、最近では「UNITED NUDE(ユナイテッドヌード)」とのコラボレーションシューズなどプロダクトデザインにもクリエイティビティを注いでいる。都内では「ニール・バレット青山店」の店舗デザインを手掛けているが、新国立競技場が完成すればZaha Hadidが手がける国内最大の作品になる。