大相撲秋場所が9月15日から東京・両国国技館で始まる。名古屋場所との合間は8月に当たっていたが、大相撲界に夏休みはない。前半は東北巡業や、いまだ大震災の傷が癒えていない福島の慰問、後半の22日からは平成20年のモンゴル・ウランバートル以来5年ぶりとなる海外巡業で、インドネシアのジャカルタに出掛けるなど、力士たちは大忙しだった。

 その中でも多忙を極めたのは、目下3連覇中の横綱・白鵬。各種のイベント出演やあいさつ回りなどに忙殺された。中でも東京・西新井大師で行われた化粧まわしの送呈式では、思わず感激するシーンもあった。
 「写真では(製作中のものを)見たことがあるんだけど、こうやってあらためて実物を見ると何ともいえない品格がある。私もこの(旭日の)図柄のように、さらに昇っていきたい」
 構想から完成まで4年もかかり、ちょっと値段がつかないという超豪華な代物だ。

 さらには「第69代横綱白鵬オフィシャルブログ」と銘打った自らのブログも開設した。すでに日馬富士をはじめ、琴欧洲、豪風、豊ノ島らが開いており、遅ればせながらという感じだが、「日々の出来事と、皆さんに大相撲をできるだけ近くに感じることを見せられるようにがんばりたい」と開設理由を説明し、「それでは大相撲と我々力士をよろしく」と結んでいる。いかにも大相撲界のリーダーを自認する白鵬ならではの気概にあふれたあいさつだ。
 その一方で、いつもより随分と早く本格的な稽古も始めた。いきなり十両の大喜鵬に11戦全勝するなど気合は十分だ。

 いくら優勝しても浮かれることなく、やるべきことはしっかり。他の力士は何倍も努力しないと、白鵬には到底かなわない。