“丸メガネ”ではないが『舟を編む』の馬締役も味わい深いキャラクター。相手役の宮崎あおいとの恋愛模様もキュンとさせられる/[c]2013「舟を編む」製作委員会

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第86回アカデミー賞外国語映画賞の日本代表作品に選出された『舟を編む』(13)。主演を務めた松田龍平とメガホンを取った石井裕也監督より喜びのコメントが届いた。

【写真を見る】石井裕也監督と話す撮影中の松田龍平。どことなく“ミズタク”臭も…!?

2012年本屋大賞第1位に輝いた三浦しをんの同名小説を映像化した本作。1冊の辞書を作り出す辞書編集部の悲喜こもごもを描き、動員68万人を超え、興行収入8億円突破の大ヒットを記録した。同作で独特な言語センスを持ち辞書編纂に没頭する主人公・馬締光也を演じた松田は、今回の選出について「『舟を編む』を選んで頂いて、とても嬉しく思います。言葉と心が繋がっているという事はどこへ行っても同じだと思うので、楽しんでもらえると思います」と、本作の出来栄えに胸を張る。また、30歳という史上最年少の若さで日本代表作品に選ばれた石井監督は「選んで頂いて光栄です。日本語の辞書作りを描いた映画が海外でどのように受け止められるのか、とても楽しみです」と、早くも海外での反応を心待ちにしている様子だ。

松田と言えば、現在、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、ヒロイン・天野アキのマネージャー“ミズタク”こと水口琢磨役で出演中。感情を表に出さない冷静な男だが、内には熱いマネージャー魂を秘めているという、ギャップのある姿が人気だ。一方、『舟を編む』の馬締も普段は淡々としているが、仕事のこととなると異常な執着心を発揮。猫背気味でメガネという雰囲気や外見も、どことなくミズタクに似ている。朝ドラで松田の演技に萌えた人には、一見の価値アリだ。また今後は『さんかく』(10)の吉田恵輔の最新作『麦子さんと』(12月21日公開)も待機中。掘北真希扮するヒロインと同居する無責任な兄を、これまた、飄々と演じている。

今後、本作における海外展開は、秋に韓国での公開を控えているほか、世界各国11の映画祭への出品が決定。今回の発表を受けて、ますます注目されるのは確実だ。なお、アカデミー賞の正式なノミネーション発表は現地時間2014年1月16日(木)、授賞式は3月2日(日)となっている。第81回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『おくりびと』(08)以来5年ぶりに、同賞の候補&受賞となるのか? 11月8日(金)には本作のDVD&Blu-rayが発売されるので、その発表を楽しみにしながら、松田の魅力に迫ってみてほしい。【Movie Walker】