ジーユーが年内40店舗出店 タレント起用を止めファッション性強化

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 ファーストリテイリンググループの「GU(ジーユー)」が9月6日、2014年8月期 秋冬シーズンの事業戦略を発表した。9月に海外1号店として中国・上海に進出するほか、10月に新宿東口「ビックロ」に大型店のオープンを計画するなど出店を強化。トレンド商品の拡充をはじめファッショニスタがプロデュースする新しい売り場「ワンダークローゼット」の設置、タレント起用にこだわらないプロモーションなどによって「GU」のファッション性をより濃く打ち出していく。

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 2013年8月期の「GU」は、きゃりーぱみゅぱみゅのプロモーションや戦略商品が功を奏し、売上高が目標の800億円を突破。秋冬シーズンから、新たに国内外から外部ディレクターを起用し商品のトレンド性を高めると同時に、トータルの品番数を前年の約2,000から約2,600に拡大する。これまでカジュアル色が強かったメンズは、モード系の新ラインを導入。春夏に好評を得た990円の戦略商品は秋冬も継続し、レギンスやニットなど商品の約半数を990円以下で展開しながら、冬は4,990円のアウターを強化する。9月末からスタートするTVCMなどのプロモーションでは、これまで起用してきたブランドキャラクターの打ち出しによって「GU」の認知度向上を達成したことを背景に、ジーユー代表取締役社長の柚木治氏は「タレントの起用を止め、よりファッション性と商品そのものを訴求していきたい」という。また、2014年8月期の売上目標として「1,000億円は必ず超える」と自信を見せた。

 9月〜12月の出店計画は、400坪以上の大型店としてひたちなか店とビックロ新宿東口店(共に10/25オープン)、新横浜プリンスペペ店(11/上旬オープン)の3店舗を含む、計40店舗。その後も、都心のショッピングエリアと郊外の双方を開拓しながら年間70店舗の新店を計画する。なかでも同グループのユニクロが出店している「ビックロ」の元ビューティー売り場だった7Fに出店するワンフロア約400坪の売り場では、新たにファッションクリエイティブ・ディレクター軍地彩弓とライフスタイル・プロデューサー村上萌といったファッショニスタを起用するスタイリング空間「ワンダークローゼット」を開設。約15坪のフロア一角で、ファッショニスタがプロデュースするクローゼットやフィッティングルーム、フォトブースを設置し、店舗専属のファッションアドバイザー「GUおしゃリスタ」によるコーディネート提案を行う。また、9月30日にオープンする海外1号店「ジーユー ユニクロ上海店」は、最先端の店舗デザインを計画。これに続く海外展開について柚木氏は、「まずは上海店の成功をもって、中国から進めていきたい」としている。