外国人投資家も意識している格言「国策に売りなし」。そこで安倍政権の成長戦略の中でも?外国人注目の政策こそ有望〞という、逆転の発想で銘柄厳選!


「5〜6月の暴落にもビクともしなかった国内シェアの高い内需系銘柄を買って、守りを固めることも必要です。国内売上高比率がいまだ95 %ながら、ライバル企業からシェアを奪って増収増益が続くスナック菓子のカルビーなどがその典型例。ネットアパレル通販のスタートトゥデイやアルカリイオン整水器の日本トリムなどは、業績、株価ともに絶好調です」(石黒さん)

一方、小川さんが推奨するのは、外国人投資家好みの割安株の、株価V字回復狙い。「外国人投資家が伝統的に重要視している指標は配当利回りと?経営の利回り〞といえるROE(自己資本利益率)。さらに優良株が何かの拍子に急落して割安になった後の『リターン・リバーサル(反転上昇)』を狙うのが、外国人が日本株に長期投資するときの常套手段になっています」

最近はニューヨーク・ダウが史上最高値を更新しているのも好環境である。「外国人にしてみれば、自国の株価が上がっているときほど、海外の株にも手を出しやすい。年金ファンドなど長期投資組の多い米国の投資家が、アベノミクス第2幕の主役になりそうです」(小川さん)

国策1 特区構想→バイオ新技術で注目の6銘柄

テラ(JQ・2191)
2505円(100株)
配当利回り:――
東京大学医科学研究所発のバイオベンチャー。ガン免疫細胞療法で最先端を走る。iPS細胞の臨床応用に向けて布石も。

メディネット(東マ・2370)
3万9850円(1株)
配当利回り:――
テラと同じく東大医科学研究所発のベンチャー。やはりガン免疫細胞療法に強く、医療機関向けに総合支援サービスを提供している。

オンコセラピー・サイエンス(東マ・4564)
21万3000円(1株)
配当利回り:――
ガンのワクチン療法が得意分野。今期は営業利益が黒字化するとみられ、夢を買う株から成長を買う株へと評価は一変しそう。

ナノキャリア(東マ・4571)
18万5000円(1株)
配当利回り:――
ナノ単位の超微細粒子技術に強い創薬ベンチャー。ガン治療薬が主力分野。今期の赤字拡大は開発費用増大による“産みの苦しみ”。

タカラバイオ(東マ・4974)
2264円(100株)
配当利回り:0.04%
バイオ関連株相場の主力銘柄のひとつ。政府の再生医療育成策に乗り、長期的な成長が期待される。この分野では少ない安定黒字銘柄。

リプロセル(JQ・4978)
9750円(100株)
配当利回り:――
6月に上場したばかりのバイオベンチャーで、専門は再生医療。初値形成時にかなり過熱したが、その後の株価下落で調整完了だろう。

国策2 法人税引き下げ→設備構想特需の10銘柄

オークマ(東1・6103)
728円(1000株)
配当利回り:1.37%
自動車や自動車部品メーカーが得意先の工作機械メーカー。完成車メーカーより小規模のため、業績拡大局面は大幅高になりやすい。

アマダ(東1・6113)
696円(1000株)
配当利回り:2.01%
金属加工に強い工作機械大手。他社買収も交えた、成長を追う肉食派になっている。円安による収益改善効果も大きい。

牧野フライス製作所(東1・6135)
570円(1000株)
配当利回り:1.75%
日本企業の現地工場など自動車メーカー向けが拡大中。海外売上高比率が70%超と、機械セクターの中でも特に海外比率が高い。

SMC(東1・6273)
2万200円(100株)
配当利回り:0.79%
空気圧を使った精密制御機器で世界トップ。時価総額は軽く1兆円を超え、海外投資家による持ち株比率が50%台と高い。

THK(東1・6481)
1953円(100株)
配当利回り:1.12%