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今話題の銀行を舞台にしたドラマに登場する銀行員の妻たちは、定期的な引っ越しが当たり前であり、転勤にも慣れている様子。もちろん勤務地や、単身赴任か家族全員で引っ越すかにもよりますが、転勤というイベントを上手に乗り切っているようです。そこで、国内3回、海外1回の転勤経験を持つ銀行員の妻Aさんに、転勤族ならではの知恵を伺ってみました。

■家具より貯蓄! 大きなタンスは不要!

「これは銀行員に限らないと思いますが、転勤の内示が出てから、すぐに引っ越ししなければいけないこと場合もたくさんあります。なかには1週間以内なんてこともあるんです。だから、そろそろ転勤の時期かなと思ったら、あらかじめ心の準備をしている人が多いですね。」とAさん。心の準備があるのと無いのでは、確かに転勤辞令が出たときの気持ちも違います。もちろん、心の準備は本人だけでなく子どもも含めて家族全員でしておくそうです。

また、転勤に備えて大きくて立派な家具は購入しないとのこと。「行員同士のカップルは、転勤があることが分かっているので、新婦は嫁入り道具ではなく、お金で換算して持参する人が多いです。あと、社宅はいつまでも入居できるわけではないので、マイホーム購入のために、みんなしっかりお金を貯めているようです。」なるほど、さすが銀行員です。

■引っ越す前から転勤先の情報を入手する!

「地域にもよりますが、社宅が集合しているような場所も中にはあります。皆さん同じような環境なので、転勤してくる人を受け入れるのに慣れていますから、不安はあまり感じないですね。引っ越しが決まったら、夫に頼んで、引っ越し先に住んでいる同期の奥さんを紹介していただいて、引っ越し前に子どもの学校や幼稚園の転入情報などを教えていただくこともあります。」

Aさんはまず、子どもたちの不安を少なくするためにも、まずは学校情報や、習いごと、塾の情報を収集。同じ習いごとが継続できるかなどを調べて子どもに伝えるそうです。また、病院情報などを収集しておくそうです。

「海外に転勤が決まっても、このようなネットワークが出来ているので、地域情報が入手できるのは心強いですね。」とAさん。

Aさんによると、「あと、銀行員の妻は、いつ転勤になるか分からないので、専業主婦が多い気がします。なので、お互いに上手に子どもをみたり、遊ばせたりしていました。うちは息子と娘がいますが、お姉ちゃんやお兄ちゃんたちに遊んでもらえて本当に楽しそうでした。あと、一度、引っ越しても、また次の転勤先で一緒になることもあるんですよ。」

転勤も、いろいろな場所に安心して住めるし、海外の場合は英語やほかの言語を覚えることもできるので、慣れてしまえばストレスにはならないのでは、とのことでした。Aさんに伺った転勤についての知恵をまとめてみると、以下のようになりました。

■ここが転勤のポイント

1:「会社員は転勤の可能性があるかも」と、家族全員が心の準備をしておく

2:管理職前など、転勤の可能性がある時期は、大きくて立派な家具は購入しない

3:社宅や、家賃補助があるうちにマイホーム資金を貯める

4:引っ越し先の情報収集を行うことで、子どもたちの不安を軽減。まずは学校などの教育環境や病院情報から

5:社宅や集合住宅であれば、子育てしやすい環境であることが多い。必要以上に不安になることは無い

6:住めば都。どこに行っても何とかなるという前向きな気持ち

とはいえ、転勤族ならではの不安もあるそう。

「なんといっても社宅暮らしは仮の住まい。できれば一カ所に落ち着いて暮らしたいなと思います。でもマイホームを持つと夫は単身赴任になってしまうし、難しいところですね。」

現在、Aさんは、目黒区にマンションを購入し、住宅ローンも払い終えたそうです。この場所を選んだのも、以前住んでいた社宅に近く、よく地域情報を知っていたから。「大切なのは、どこに行っても「住めば都、なんとかなる。転勤を楽しもうという気持ち。」だそう。前向きな考え方が、一番大事なポイントになるようです。

文●櫻井綾乃(エフスタイル)