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ジェーシービー(以下、JCB)の海外業務を行う子会社のジェーシービー・インターナショナルは5日、バングラデシュの大手商業銀行であるBRAC Bank Limited (以下、BRAC Bank)と、JCBカードの加盟店業務およびJCBカードの発行について提携したと発表した。

BRAC Bankは同日より、同行と取引を行う全国のカード加盟店約3,400店舗で、順次、JCBカードの取扱いを開始した。加盟店には、JCBカードの取扱い端末を設置し、売上清算などの業務を行っていく。

BRAC Bankは、世界的なNGOであるBRACが2001年に設立したバングラデシュの大手商業銀行(本社:ダッカ)。同行は近年、モバイル決済などの先進技術を積極的に導入し、同国の銀行業界を牽引する立場にある。カード事業についても、個人・法人向けともに質の高いサービスを提供することで定評があり、加盟店業務やカード発行についても積極的に推進しているという。

バングラデシュは、経済成長が著しいインド、ミャンマーの間に位置し、ここ数年の高い経済成長が今後も継続すると予想されている。同国では、アパレルメーカーなどによる製造拠点としての進出以外に、拡大する内需の取り込みを狙った外資企業、特に日本、中国、韓国などアジア企業の進出が増えつつあり、国外からの渡航者数も増加傾向にあるという。また、同国は約1億6,000万人の人口を有し、将来的に中間所得層が増えていくと見られることから、カード発行市場が拡大する可能性も高く、JCBにとって加盟店網の拡充が急務となっていた。

今回の提携により、現在、約1,200店ある同国のJCB加盟店網は2倍以上に増加し、観光客やビジネス客の利便性の向上が見込まれる。今後、JCB、JCBIおよびBRACの3者は、現地での利用促進を目的にJCB会員向けの優待などを検討していく。また、JCBとJCBIは、現地消費者向けのJCBカードを開発し、2013年度中の発行を目指すとしている。

(御木本千春)