解雇規制の緩和など痛みを伴う改革に注目!
外国人投資家も意識している格言「国策に売りなし」。そこで安倍政権の成長戦略の中でも?外国人注目の政策こそ有望〞という、逆転の発想で銘柄厳選!


「なにかと期待先行型だったアベノミクスですが、今後は法案を何本通せるかが焦点になります。外国人が求めているのは、安部政権が?痛み〞を伴った改革を実行に移せるかどうか。その確証が欲しいのです」と語るのは、岡三証券のシニアストラテジスト・石黒英之さん。

「特に解雇規制の緩和やTPP推進は、日本が絶対的な聖域としてかたくなに守ってきた分野での改革。『やります』と意思表示するだけでも、外国人投資家に対するインパクトは強烈なものでしょう」

一方、フィスコのアナリスト・小川佳紀さんは、「経済特区構想ではカジノ関連が注目を集めていますが、より実行に移しやすい医療関連特区に注目しています」と語る。

いずれにせよ、アベノミクス相場の第2幕は業績相場。「思惑だけで買われた金融や不動産よりも、円安で確実に潤う製造業が外国人投資家の本命株になる」と読むのは石黒さん。

「米国では、早ければ9月にも量的金融緩和の縮小が始まりそうです。そうなるとドル高の流れが鮮明になり、1ドル=105円を超える円安が想定されます。ドルの為替レートが1円円安に振れると、上場企業の収益はざっくり1%上ブレします。現状の輸出企業の想定為替レートは90〜95円前後。中間決算発表時点の業績予想が全体として10%以上の上方修正があってもおかしくありません」

外国人投資家が期待している国策はコレだ!

●法人税の引き下げ
その銘柄選択テーマは?→設備投資関連

●解雇規制の緩和
その銘柄選択テーマは?→人材流動化関連

●TPPの具体策
その銘柄選択テーマは?→医療、農業関連

●特区構想
その銘柄選択テーマは?→カジノ&バイオ関連

石黒英之
岡三証券 シニアストラテジスト

2001年、大手商社に入社。2004年より岡三証券。支店営業を経て、2006年から岡三経済研究所(現・経済調査部)、2008年より投資戦略部へ。


小川佳紀
フィスコ 株式アナリスト

岡三証券を経て現職。旬なテーマと業績など銘柄データをかけ合わせて急騰目前の有望株を発掘するのが大得意。相場活況でマネー誌、週刊誌などで大活躍の若手ホープ。


この記事は「WEBネットマネー2013年10月号」に掲載されたものです。