アルベルト・ザッケローニ(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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4日深夜、日本テレビ「サッカーアース」では、「本田・香川らがW杯へ〜サッカーアース特別版〜ザックJAPANグアテマラ戦直前SP」として、サッカー解説者・城彰二氏が行ったアルベルト・ザッケローニ日本代表監督へのインタビューの模様が放送された。

「どうしたら失点が減らせられるのか」という城氏の問いに、「選手への信頼が変わったということはありません」と切り出したザッケローニ監督は「私はこれまでどちらかというと攻撃の確立に集中してきた。チームに攻撃の文化を植えつけてきた。我々のように一点でも多く獲ろうとするチームが全く失点をしないというのは結構難しい」と続ける。

また、ザッケローニ監督はグアテマラ戦に向けた課題について、「攻撃力が高まってきているのは事実です」と前置きした上で「これからはより一体感を持ってディフェンスを改善しなければならない。改善するための鍵は一体感を持つこと。特にディフェンスだけでなく攻撃陣の助けも必要です。アジアのレベルでは見逃されるミスも世界ではそうはいかない」と説明した。

ここ7試合で19失点という現状には、「失点が重なった最近の試合は、世界のトップレベルの選手たちとの戦いであったということを忘れてはならない。こちらがミスをしても相手はミスを犯さない。本大会に向け、そういうレベルで戦えるチームにならなければならない」と語ったザッケローニ監督。インタビューの合間には「城さんは守備はするFWだったんですか?」と逆質問。城氏が「僕は守備は抜群で・・・」と答えるや、「FWの選手は大体みんな守備をやっているって言いますよね」と笑みを浮かべた。