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JR北海道は4日、「メンテナンス体制強化に向けたダイヤ修正」を実施すると発表した。今年11月に実施予定で、特急列車の最高速度・運転本数の見直しがおもな内容となる。

2011年5月27日に石勝線で列車脱線火災事故が発生した後、同社は車両の検修強化などの対策を進めたという。だが今年、4月8日に特急「北斗20号」のエンジンが破損する車両故障が発生し、7月6日には特急「北斗14号」のエンジン付近から出火、7月15日に特急「スーパーおおぞら3号」の配電盤から出火するなど、車両不具合に起因する事故が相次いだ。

こうした事態を受け、ダイヤ修正が行われることに。詳細は現在検討中だが、最高速度・運転本数を見直してダイヤに余裕を生み出し、メンテナンス体制の強化を図るという。

特急「スーパーおおぞら」は、最高速度が時速130kmから時速110kmとなり、運行本数も1往復減の6往復に。札幌〜釧路間の所要時間(平均)は4時間11分となり、現行列車より平均20分の遅れが生じる見込み。その他の特急列車(「スーパー白鳥」「白鳥」は除く)と快速「エアポート」も、最高速度が時速130kmから時速120kmに変更される。

札幌〜函館間の特急「スーパー北斗」「北斗」は通常11往復の運行だが、ダイヤ修正により、定期列車は5往復のみの運行となる。特急「北斗」に使用されるキハ183系の運行見合わせが続いており、運行再開まで、「臨時列車の運転等により、お客様にできる限りご迷惑をおかけしないよう努めてまいります」(JR北海道)とのこと。同じくキハ183系を使用する特急「サロベツ」(札幌〜稚内間)も、引き続き運休となる。

札幌〜旭川間の特急「スーパーカムイ」は1往復減便。特急「スーパーとかち」「スーパー宗谷」「すずらん」と快速「エアポート」の運行本数に変更はないが、各列車とも数分程度の遅れが見込まれる。なお、札幌〜網走間の特急「オホーツク」と、特急「スーパー白鳥」「白鳥」については、最高速度・運転本数の変更はないとのこと。

ダイヤ修正について、「お客様にご不便・ご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます」とJR北海道。安全性向上を目的とした輸送サービス抑制へ、理解を求めている。