業績相場の本命株は自動車&高額消費関連
王道の産、金融に自動車、高額消費関連でも主役交代の兆し。シェールガス、カジノなど新鮮テーマも出現し、外国人によるアベノミクス第2ステージが始まった!


海外に目を移すと、円安と米国景気回復の恩恵を受ける自動車関連が最強の座に君臨。

「米国では、自動車販売台数が2007年11月のリーマン・ショック前の水準である1600万台まで回復。同じ自動車セクターでも米国市場に強い自動車会社が本命中の本命です」(鮎貝さん)

市場の熱い注目を浴びているのは、北米販売比率が4割超で今年上半期の販売台数が過去最高に達した富士重工業。米国では、値引き率の低さがポルシェ並みといわれるほどの大人気を博している。

「北米比率が高いブリヂストンの株価が1999年の上場来高値に肉薄する伸びだが、自動車に付随するタイヤや部品産業にも業績躍進企業がめじろ押し。自動車のプラグやセンサーで世界ナンバーワンの日本特殊陶業や、自動車LEDライトの樹脂レンズを製造するエンプラスが株価上昇中です」(鮎貝さん)

国内では、今夏のボーナスが平均6万4000円増ということもあり、個人消費がさらに盛り上がりを見せそうだ。

「株高効果もあって高額商品の売れ行きが好調な百貨店業界は、どの会社も業績躍進中です。身近な消費が盛り上がることを考えると、都心部や未進出の地方で出店攻勢をかけるセブン&アイ・ホールディングスも強い」と鮎貝さん。

ただし、9月から10月にかけては世界の政治・経済の変調で株価の調整が起こりやすくなるリスクもあるという。

「当社では米国の金融緩和縮小の時期を9月とみています。実際に金融緩和が縮小されれば、新興諸国からの急激な資金流失や世界的な株安が再び顕在化するでしょう。11月末はヘッジファンドの決算期のため、例年その1〜2カ月前は相場が混乱しがちなので注意が必要です」(鮎貝さん)

9月〜10月に株価が調整局面入りしたら、割安株をじっくり仕込んで、クリスマス急騰を狙う。この作戦でコバンザメ投資に徹すれば、本家本元の外国人投資家を上回るパフォーマンスも夢ではない!

デフレ脱却で売上げ増の高額消費株5

J.フロント リテイリング(東1・3086)
758円(100株)
配当利回り:1.31%
大丸、松坂屋にパルコが加わり、今期は大幅増収増益予想。第1四半期の営業利益は前期比2倍超の88億円。株価は6年ぶりの高値更新中。

三越・伊勢丹HD(東1・3099)
1343円(100株)
配当利回り:0.74%
稼ぎ頭の新宿伊勢丹、日本橋三越は高額消費ブームで大活況。猛暑効果でビアガーデンも盛況だ。株価は5月の上場来高値の再更新へ。

F&AアクアHD(東1・8008)
1468円(100株)
配当利回り:1.70%
「4℃」の宝飾品販売が絶好調で3期連続最高益。今第1四半期の純利益は前年同期比24%増の8.3億円で過去最高。株主優待制度も人気。

ユナイテッドアローズ(東1・7606)
4150円(100株)
配当利回り:1.46%
今期は49店舗の新規出店を計画。若者への高額消費ブーム波及もあって、売上高と純利益ともに2期連続過去最高。株価も年初から2.5倍高に。

セブン&アイHD(東1・3382)
3620円(100株)
配当利回り:1.82%
四国や青森など手薄な地域への出店やPB商品大ヒットでコンビニ事業の売り上げ増が加速。過去最高純利益更新で増配必至。株価も堅調だ。

※ F&Aアクアホールディングスは9月1日に「ヨンドシーホールディングス」に社名変更。PB=プライベートブランド。

業績予想控えめで上方修正期待の自動車株7

富士重工業(東1・7270)
2381円(1000株)
配当利回り:0.83%
今4〜6月期の営業利益が前期比4倍、過去最高の約700億円に到達。2007年以来の活況に沸く北米自動車販売の勝ち組企業として株価急騰が期待される。