シェールガスやカジノが秋の旬なテーマになる!
王道の産、金融に自動車、高額消費関連でも主役交代の兆し。シェールガス、カジノなど新鮮テーマも出現し、外国人によるアベノミクス第2ステージが始まった!


前出の鮎貝さんは、「個人がヘッジファンドの取引に追随するのは難しい。同じ外国人でも、業績好調で株価が割安な銘柄に投資する長期投資家をマネするべきです」と、?正統派コバンザメ投資〞を提唱する。具体的には、
●今予想に対する第1四半期の進捗率が高く、前期比で大幅な業績改善が見込める企業
●日本の政策転換や為替動向の恩恵を受けそうな成長性のある企業
の2つが有望そうだ。

まず、業績面でも日本の政策転換という面でも外国人投資家のターゲットになりそうなのが、シェールガス関連株だ。米国議会で5月にシェールガスの対日輸出が認可され、今後は北米や日本でLNG(液化天然ガス)プラントの建設が急ピッチで進むはず。「関連銘柄の荏原、IHI、横河電機などは、業績も非常に好調で株価も堅調に推移しています」(鮎貝さん)

米国系の投資家にとっては、自国のシェールガス開発に関連しているとあって、なじみが深く、買いを入れやすい。

さらに超党派のIR議連(国際観光産業振興議員連盟、通称・カジノ議連)が推進するカジノ特区構想も注目度大だ。安倍首相、麻生財務相が2人そろって同議連の最高顧問を務める以上、カジノ法案成立の可能性は高い。

「東京都内では、お台場や羽田空港に近い大井競馬場、品川周辺の湾岸エリアがカジノ建設の候補地に挙がっています。お台場ならフジ・メディア・HDや三井不動産、大井町なら東浜急行都競馬や京浜急行電鉄、品川ならNTT都市開発やヒューリックなど、候補地別の関連銘柄が豊富な点も魅力です」(鮎貝さん)

カジノ特区で注目の土地持ち株9

NTT都市開発(東1・8933)
12万100円(1株)
配当利回り:1.33%
芝浦の商業施設「グランパーク」「ア・モール」など、カジノ予定地候補の品川周辺に強い。保有する都市圏の遊休地には地価上昇期待。

空港施設(東1・8864)
613円(100株)
配当利回り:1.95%
航空貨物ターミナルや格納庫など、外国人でにぎわう羽田空港関連の売上高が84%を占める。カジノ&東京オリンピック開催決定で株価急騰へ。

ヒューリックホールディングス(東1・3003)
1199円(100株)
配当利回り:0.41%
「GAP」が入店した銀座数寄屋橋ビルなど銀座・東京駅周辺に多数のオフィスビルを持つ不動産会社。東京都心に集中した事業展開が魅力。

セイコーホールディングス(東1・8050)
414円(1000株)
配当利回り:1.20%
銀座の象徴・和光ビルをはじめ銀座周辺に広大な不動産を保有する含み資産株。高額消費の追い風で本業の時計事業も絶好調だ。株価は出直り待ち。

東京都競馬(東1・9672)
383円(1000株)
配当利回り:0.78%
38万?の大井競馬場のほか、東京南西部に8つの大型倉庫を持つ。羽田に近く、カジノ関連や海外旅行者向け土地開発の恩恵を受けそう。

京浜急行電鉄(東1・9006)
835円(1000株)
配当利回り:0.71%
鉄道・不動産事業などで羽田空港関連が収益の柱に。品川やお台場にも商業ビル、ホテルを保有し、東京カジノ誕生で最も潤う鉄道会社。

フジ・メディア・ホールディングス(東1・4676)
17万5300円(1株)
配当利回り:2.50%
視聴率は不振だが、映画やビル事業は順調に推移。国際会議場も入る「お台場カジノ構想」にいち早く取り組み、カジノ関連の筆頭株に。

エイチ・アイ・エス(東1・9603)
4790円(100株)
配当利回り:0.70%
絶好調のハウステンボスには根強いカジノ期待。高額消費ブームで豪華客船ツアーも満員御礼だ。円安の逆風を乗り越え過去最高益更新中。