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国際結婚が珍しくない現代、外国人と運命の出会いを果たすこともあるでしょう。そんなときに役立つ英語表現について、国際的なマナーなどとともに英語を教えるオフィス・グレース代表の荒井弥栄さんに教えていただきました。

○まずは相手をほめることから

――欧米人は日本人と比べると、かなりストレートに愛情を表現しますよね。

荒井さん「そうですね。彼らは人をほめたり口説いたりすることが上手。例えば『You take my breath away.(息ができないくらい夢中)』というように、日本人が聞いたら恥ずかしく感じることも素直に口にするのです。そのため、日本のように遠まわしな表現では気づいてもらえないこともありますね」

――最初から相手をほめるのは、やはり恥ずかしく感じてしまいます。

荒井さん「そんなときには、相手の髪型や洋服などをほめてみてはいかがでしょうか。ほめられて悪い気がする人はいないですから、安心してチャレンジしてほしいですね。

ただし、欧米人はあいさつ代わりに相手のことをほめることが多いもの。その気がなくても容姿をほめる発言をすることもあるので、勘違いしないように気をつけましょう」

●英語で相手をほめる・口説く表現

・I can't get you off my mind.(君のことが頭から離れない)

・I've been thinking about you.(君のことをずっと考えていたよ)

・I wanted to hear your voice.(声が聞きたかったの)

・I think about you all the time.(あなたのこと、いつも考えている)

・I'm into you.(君に夢中)

・You're really cool.(あなたってとってもかっこいい!)

・You look so beautiful tonight.(今夜の君って、なんて美しいんだ)

○正しい英語が失礼にならないとは限らない

――お茶や食事に誘うときには、どのように言えばいいのでしょうか。

荒井さん「親しい間柄なら、『How about drinking a cup of coffee or something?(コーヒーか何か飲みに行かない?)』とカジュアルに誘うといいですね。

より丁寧に声をかけるなら、『I wonder if you would like to have a cup of coffee or something.(コーヒーでも飲みに行きませんか?)』がいいでしょう。関係性によってフォーマルとカジュアルな表現を使い分けられるといいですね。

食事に誘うときには、必ず『Are you free on Friday?(金曜日、時間はありますか?)』と前置きしてから誘うこと。特に男性から女性に対して声をかける場合は、女性の都合を聞いてから誘う方がスマートです。

食事や映画などの目的を明確に伝え、金曜の夜または週末に誘うといいでしょう。日本のように仕事帰りに一杯、という文化はほとんどなく、仕事が終わるとまっすぐ家に帰る人が多いですからね。OKしてもらったときにも、何が食べたいか、どんな雰囲気の店がいいか相手に確認してから予約すると、より好印象を与えられるはず。

ちなみに、『デート』は和製英語なので、ネイティブに言っても通じません。ちょっといかがわしい意味にとらえられてしまうおそれもあるので、使わないように気をつけましょう」

●食事の誘い方

・I was wondering if you'd like to go out for dinner sometime.(いつか夕食をご一緒できればと思ったのですが……)

・Would you like to go out for lunch together some time?(ランチをご一緒にいかがですか?)

・Shall we have dinner together?(一緒に夕食へ行かない?)

――相手に恋人がいるかわからないときは、どのように聞けばいいですか?

荒井さん「『Are you seeing anyone?(誰か付き合っている人はいる?)』とストレートに聞いてしまっていいですよ。多くの場合は、恋人がいれば『I’ve been going out with Mark.(私はマークと付き合っているの)』というように回答してくれるでしょう。

恋人の有無を聞かずに『Can I ask you out?(デートに誘ってもいい?)』と尋ねてもいいですね」

――逆に、誘われても断りたいときはどうすればいいでしょうか。

荒井さん「『I wish I could, but I already have plans tonight.(いけたらいいんだけど、今夜は既に予定があるの)』と断るのがポピュラーですね。『I'll think about it.(考えておくね)』と言われたら脈ナシの可能性大。

自分も相手に好意を持っているけれど、どうしても断らなくてはいけない事情があるときには、『I'd love it, but I have a slight fever. Can I take a rain check?(行きたいのはやまやまなんだけど、ちょっと熱があるの。次回にしてもらっていい?)』と、理由を告げるとともに、次につなげる言葉を伝えるといいでしょう」

――「rain check」とはおもしろい表現ですね。

荒井さん「『rain check』とは、野球などの屋外スポーツが雨で中止になったときに渡されるチケットのこと。次の試合で使える引換券のようなものですね。本当は行きたかったという思いと、『次は必ず行きます』という意志表示ができるのでオススメです」

●恋愛で使えるフレーズ集

<これから付き合いたい、交際中に使えるフレーズ>

・It's love at first sight.(ひとめぼれだよ)

・I can hardly believe we just met.(初めて会ったなんて思えない)

・Are you doing anything tomorrow?(明日、ひま?)

・I'll be at the usual place at 12:00.(12時にいつものところで待っているよ)

・I had a really good time today.Thanks.(今日はとても楽しかったわ。ありがとう)

・What do you want to do this weekend?(今度の週末はどうする?)

・Give me a call any time.(またいつでも連絡してよ)

<別れるときに使えるフレーズ>

・It's over.(もう終わりよ)

・There's no getting over something like this.(もう取り返しがつかないわ)

・There's nothing I can say that will change things.(もう何を言っても無駄なようね)

・We've grown far, far apart.(とっくに心は離れているでしょ)

・We need to break up.(別れた方がいいわ)

・Can't we give it another chance?(やり直すことはできないの?)

・I don't know what you're feeling anymore.(あなたの気持ちがもうわからないの)

・It's like you're a million miles away.(とても遠くにいるみたい)

・I need time alone to think.(一人になって良く考えたいの)

・Thanks for everything you've done.(これまでありがとう)

○男性は「騎士」であるべし

――欧米人と交際するにあたり、言葉以外にも知っておくべきポイントはありますか?

荒井さん「恋人との距離感でしょうか。例えば、レストランでは日本の場合、向かい合って座りますよね。しかし、欧米では隣同士に座ります。向かい合わせの場合でも、テーブルの上で手をつないでいたり、とにかくラブラブですね。

また、レディーファーストを重んじることは知られていますが、本当に差がつくのはエスカレーターに乗ったとき。上りのときには女性を先に行かせ、下りのときには女性が後ろになるのです」

――女性よりも男性が先に行くケースもあるのですね。

荒井さん「これは、万が一、女性が転倒してしまったときに男性が支えられるようにするため。何でもかんでも女性が先ではなく、すべての行動には女性を思いやる意味があることを知っておくと、よりスマートに振る舞うことができるでしょう」

■プロフィール

荒井弥栄

JALで国際線のCAとして10年以上勤務後、英語指導者に転身。エグゼクティブに特化した半年間完成プログラムで、英語だけでなく国際人として世界に通用するマナーや交渉事についてまでレッスンする。著書には2013年9月1日発売の『ファーストクラスの英会話 電話・メール・接待・交渉編』(祥伝社黄金文庫)他3冊ある。

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