おしっこを活用した早起き術

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朝眠くてなかなか起きれない人は多いですよね。寒い冬はなかなか布団から出れません。そんな朝が苦手な人におすすめの早起き術があります。それはおしっこを活用した早起き術です。

尿意で目が覚める

家族がトイレを流す音、新聞配達のバイクのエンジン音、そして目覚まし時計のアラーム音。外からの強い刺激が耳から入ると、ヒトは眠りから目が覚めます。それに加えて、尿意や喉の渇きといった体内の変化でも、ヒトは目が覚めるように設計されています。

翌朝早く目を覚まそうと思ったら、夜寝る1時間くらい前から水分の摂取量を普段よりも増やします。すると目覚まし時計が鳴るよりも前に、おしっこがしたくなってトイレに起きます。そのまま起きてしまえば良いわけです。

おしっこをためておく膀胱の容量は、ペットボトル1本分(約500ml)くらいですが、水分量が足りている状態では、腎臓から1時間当たり60mlほどの尿が膀胱へ送られます。そこに80%近く尿がたまると、「トイレに行きたい」と尿意をもよおします。

尿は7時間ほどで膀胱の80%程度までたまりますが、水を多めに飲むとそれよりも少しだけ早く尿意が起こり、目が覚めるのです。逆に「今日は少し長めに寝たいな」という日は、寝る前の水分量を少し控えるようにし、必ずトイレに行って膀胱を空っぽにしてからベッドに入ります。これなら7時間以上、膀胱のタンクが持ってくれるので、ゆっくり眠れます。

喉の渇きも目覚めのサインになりますが、このサインを利用するのは控えたほうが無難です。  寝ている間に私たちはコップ1杯分くらいの汗をかいています。とくに寝苦しい夜でなくても、意識しない発汗が起こっているのです。これを「不感蒸泄」と呼んでいます。

眠っている間は不感蒸泄で水分を失う分、体内が軽い脱水状態になって血液が濃くなります。血液が濃くなると血の固まり(血栓)ができやすくなり、それが脳の血管で詰まると脳梗塞を起こし、心臓の血管で詰まると心筋梗塞を起こします。

ゆっくり眠りたいと思っているときでも、寝る1時間くらい前にはコップ1杯ほどの水分を補給しておくことを忘れないようにしてください。このような身体の生理的なリズムがわかるようになり、自らの生活スケジュールをシンクロできるようになると、自分自身の身体を自由自在に操縦できます。

おしっこをうまく活用することは、眠りをコントロールするポイントだったのです!

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